今週のおすすめ文献(くすり関連)アブストラクト閲覧無料!
よく利用されている文献の中から、アブストラクトを無料で紹介します。
月:内科 火:看護 水:外科 木:医療技術 金:くすり
- 薬剤が関連する非けいれん性てんかん重積状態(NCSE)に関して、本症の原因となる向精神薬、抗菌薬を挙げ、薬剤性NCSEの診断、治療について解説する。
- 患者の服薬に関して、患者属性や飲み忘れの有無、その理由についてインターネット調査を行い、患者2606名からの回答を基に服薬意識と服薬アドヒアランスとの関係について考察した。
- 一般病棟でよく見られる精神症状と薬物療法について、精神症状に対するアプローチ、薬物療法における注意点を述べ、精神症状が見られた際の3つのポイントについて解説する。
- 骨粗鬆症の骨アナボリック薬に関して、アバロパラチド、テリパラチド、ロモソズマブを挙げ、本剤の効能・効果と臨床的有用性、および薬剤の投与方法と注意点について解説する。
海外ジャーナルレビュー
「循環器」「癌」「生活習慣病」「救急医療」「整形外科・理学療法」「看護・母子医学」などの主要海外ジャーナルから、最新の記事のレビュー(日本語)と関連するメディカルオンラインの文献を紹介します。
- ACSへのPCI後1〜12ヵ月のDAPTをチカグレロル単独に変える:ULTIMATE-DAPT (The Lancet)
- 前十字靭帯損傷後選手のカッティング動作における膝の生体力学 (The American Journal of Sports Medicine)
- 超加工食品の摂取は推奨健康食を健康食でなくす (Neurology)
- 若い男性サッカー選手に対する新しい障害予防プログラムFUNBALLは有効 (British Journal of Sports Medicine)
- 多腺性自己免疫症候群1型(APS-1)の治療概念を立証 (The New England Journal of Medicine)
FDAニュース
FDA(U S Food and Drug Administration)発表の医薬品、医療機器に関する安全情報・承認情報から、主な記事(日本語)とそれに関連するメディカルオンラインの文献を紹介します(毎週1~2記事)。
- COVID-19公衆衛生危機から得た教訓は、今後の危機にも生かされる (PRODUCT APPROVALS -Drug-)
- 早産リスク軽減を適応とするプロゲスチン製剤Makenaの迅速承認を取り消し (PRODUCT SAFETY -Drug-)
学会カレンダー
ニュース・プレスリリース
くすり新着医薬品
くすりサイトに、ここ数ヶ月に薬価収載された医療用薬を紹介しています。
商品名
商品名
プロダクト(医療機器)新着企業
プロダクトサイトに新規に掲載した企業を紹介しています。
医療裁判・コラム
- 医療裁判: 医療に関連した国内の裁判判例について、医療現場に役立つ視点で紹介・解説しています。また、判例に関連したメディカルオンラインの文献も紹介しています。
- コラム: 医療現場および病院経営等において、弁護士に問い合わせをしたくなるような法律に関する疑問についてQ&A方式で解説しています。
医療裁判:脳腫瘍との診断を見直さなかったことの妥当性が争われた事例 〜診断に不確実性が残る場合における患者への説明等〜
2024年05月16日
患者(男性・当時40代)は,びまん性星細胞腫と診断され,放射線治療および約4年間にわたる抗がん剤投与を受けたが,同診断は誤りであった可能性が高いことが判明した。
患者は,医師には,同診断を疑うべき事情があったにもかかわらず,診断内容および治療方法を見直さずに治療を継続した過失があり,これにより抗がん剤の副作用が生じたとして,医師および病院を設置する市に対して賠償請求訴訟を提起した。
裁判所は,患者の主張した過失を認めず,請求を棄却した。(名古屋地方裁判所令和3年1月29日判決)
コラム:患者が他患者を殴って傷害を負わせた場合の対応
2024年04月15日
脳卒中のため見当識障害のある入院患者Aさんが,同室でベッドに寝て独語を発していた患者Bさんの顔面を数発殴り,Bさんに大けがを負わせてしまいました。院内で今後の対応を協議したところ以下の疑問点が挙がりましたので,教えてください……。
医療裁判:膀胱刺激症状を訴える患者の膀胱癌の発見が遅れた事例
2024年03月15日
頻尿,陰部の不快感等を訴えて長期通院し,抗菌薬等を処方されていた患者が,精密検査により浸潤性尿路上皮癌が発見され,開腹膀胱前立腺尿道摘除術および回腸導管造設術を受けた結果,永久的にストマを要する状態となった。患者は長期通院していた病院に対し,早期に尿細胞診または膀胱内視鏡検査を行うか,そのような検査可能な医療機関を紹介すべき注意義務違反により,膀胱癌の発見の機会を失わせ,永久的にストマを要する膀胱と直腸の各機能障害の後遺障害を負わせた等として,医師に対し損害賠償を求めた。
審理の結果,請求は棄却された。(大阪地方裁判所令和2年6月24日判決)