今週のおすすめ文献(くすり関連)アブストラクト閲覧無料!
よく利用されている文献の中から、アブストラクトを無料で紹介します。
月:内科 火:看護 水:外科 木:医療技術 金:くすり
- アトピー性皮膚炎について、皮膚症状の鑑別と、治療薬として外用薬と生物学的製剤および低分子化合物JAK1阻害内服薬を述べ、抗炎症治療薬の使い分けと専門医への受診について解説する。
- 多形滲出性紅斑、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)、中毒性表皮壊死症(TEN)について、各疾患の皮膚症状の鑑別と診断プロセス・治療を述べ、SJS/TENについてHLAアレルとの関連、診断マーカー、抗TNF-α製剤の治療効果について解説する。
- 川崎病について、本症の急性期治療の変遷、初期リスクスコアを述べ、ガイドラインによる治療アルゴリズムと米国心臓協会が推奨する急性期治療、冠動脈拡張症例への治療について解説する。
- 起立性調節障害などの低血圧症の治療に用いる昇圧薬について、ミドドリン塩酸塩、アメジニウムメチル硫酸、ドロキシドパを挙げ、各薬剤の薬理作用と特徴、適応について解説する。
海外ジャーナルレビュー
「循環器」「癌」「生活習慣病」「救急医療」「整形外科・理学療法」「看護・母子医学」などの主要海外ジャーナルから、最新の記事のレビュー(日本語)と関連するメディカルオンラインの文献を紹介します。
- 進行期ホジキンリンパ腫にはニボルマブ+AVD:SWOG S1826試験 (The New England Journal of Medicine)
- 遠隔ICUは患者の滞在期間・アウトカムに影響しない:TELESCOPE試験 (The Journal of the American Medical Association)
- 人工呼吸器を使って心停止患者に換気すると自己心拍再開が増える? (Chest)
- ALK変異肺がん一次治療でのロルラチニブ、半数超が5年後も増悪なし:CROWN試験 (Journal of Clinical Oncology)
- COVID-19入院患者に対するSGLT2阻害薬使用は無益:メタアナリシス (The Lancet Diabetes & Endocrinology)
FDAニュース
FDA(U S Food and Drug Administration)発表の医薬品、医療機器に関する安全情報・承認情報から、主な記事(日本語)とそれに関連するメディカルオンラインの文献を紹介します(毎週1~2記事)。
- COVID-19公衆衛生危機から得た教訓は、今後の危機にも生かされる (PRODUCT APPROVALS -Drug-)
- 早産リスク軽減を適応とするプロゲスチン製剤Makenaの迅速承認を取り消し (PRODUCT SAFETY -Drug-)
学会カレンダー
ニュース・プレスリリース
くすり新着医薬品
くすりサイトに、ここ数ヶ月に薬価収載された医療用薬を紹介しています。
商品名
商品名
プロダクト(医療機器)新着企業
プロダクトサイトに新規に掲載した企業を紹介しています。
医療裁判・コラム
- 医療裁判: 医療に関連した国内の裁判判例について、医療現場に役立つ視点で紹介・解説しています。また、判例に関連したメディカルオンラインの文献も紹介しています。
- コラム: 医療現場および病院経営等において、弁護士に問い合わせをしたくなるような法律に関する疑問についてQ&A方式で解説しています。
コラム:差額ベッド代の請求ができるケースは?
2024年10月23日
Q1.当院で大部屋に入院している認知症の患者が、夜間の独語など他の入院患者に対して影響を及ぼす行為が見られるようになったため、大部屋での入院継続は困難と判断し、患者およびその家族に対し退院するか個室に移動するかを訊ねた上、大部屋と個室との差額(差額ベッド代)を明記した同意書への署名をしてもらい、個室に移動してもらうこととなりました。この場合、患者に対し差額ベッド代を請求することは可能でしょうか。
医療裁判:人工骨頭置換術後に左坐骨神経麻痺が生じた症例において, 医師の手技上の過失および説明義務違反が否定された事例
2024年09月20日
患者(昭和28年生,63歳女性)が,人工骨頭置換術を受けた後,左坐骨神経麻痺が生じた。この坐骨神経麻痺は,担当医師が手術の手技を誤ったためであるとして,患者は病院に対し,損害賠償を求め,仮に手技の誤りがなかったとしても,医師は事前に坐骨神経損傷が生じ,可動域制限が生じる危険性があることを説明するべきであったとして慰謝料を求めた。
しかし,裁判所はいずれの請求も認めなかった。(一審:奈良地方裁判所令和3年2月25日判決 控訴審:大阪高等裁判所令和3年9月8日判決)
コラム:医師が患者からストーカー被害を受けた場合の対応は?
2024年08月25日
先日、当院の男性医師から、「患者から好意を持たれ、ストーカー被害を受けている。このまま診療を続けるのは怖い」との相談を受けました。私も院長として医師の力になりたいと思っているのですが、どのような対応をすべきでしょうか。警察に相談をすれば何かしてくれるでしょうか。尚、当方男性です。