今週のおすすめ文献(医療技術関連)アブストラクト閲覧無料!
よく利用されている文献の中から、アブストラクトを無料で紹介します。
月:内科 火:看護 水:外科 木:医療技術 金:くすり
海外ジャーナルレビュー
「循環器」「癌」「生活習慣病」「救急医療」「整形外科・理学療法」「看護・母子医学」などの主要海外ジャーナルから、最新の記事のレビュー(日本語)と関連するメディカルオンラインの文献を紹介します。
- 頭蓋内動脈高度狭窄に対する積極的内科治療とバルーン血管形成術の併用:BASIS試験 (The Journal of the American Medical Association)
- 肥満・過体重成人は、毎日の座位時間を減らすと腰痛悪化を防げる (BMJ Open)
- シスジェンダー女性のPrEPへのレナカパビルの有効性を確認:PURPOSE 1試験 (The New England Journal of Medicine)
- 学童期肥満へのリラグルチドの効果を確認:SCALE Kids (The New England Journal of Medicine)
- T2D患者への週一回insulin efsitora、デグルデクへの第3相非劣性を示す:QWINT-2 (The New England Journal of Medicine)
FDAニュース
FDA(U S Food and Drug Administration)発表の医薬品、医療機器に関する安全情報・承認情報から、主な記事(日本語)とそれに関連するメディカルオンラインの文献を紹介します(毎週1~2記事)。
- COVID-19公衆衛生危機から得た教訓は、今後の危機にも生かされる (PRODUCT APPROVALS -Drug-)
- 早産リスク軽減を適応とするプロゲスチン製剤Makenaの迅速承認を取り消し (PRODUCT SAFETY -Drug-)
学会カレンダー
ニュース・プレスリリース
くすり新着医薬品
くすりサイトに、ここ数ヶ月に薬価収載された医療用薬を紹介しています。
商品名
商品名
プロダクト(医療機器)新着企業
プロダクトサイトに新規に掲載した企業を紹介しています。
医療裁判・コラム
- 医療裁判: 医療に関連した国内の裁判判例について、医療現場に役立つ視点で紹介・解説しています。また、判例に関連したメディカルオンラインの文献も紹介しています。
- コラム: 医療現場および病院経営等において、弁護士に問い合わせをしたくなるような法律に関する疑問についてQ&A方式で解説しています。
医療裁判:人工骨頭置換術後に左坐骨神経麻痺が生じた症例において, 医師の手技上の過失および説明義務違反が否定された事例
2024年09月20日
患者(昭和28年生,63歳女性)が,人工骨頭置換術を受けた後,左坐骨神経麻痺が生じた。この坐骨神経麻痺は,担当医師が手術の手技を誤ったためであるとして,患者は病院に対し,損害賠償を求め,仮に手技の誤りがなかったとしても,医師は事前に坐骨神経損傷が生じ,可動域制限が生じる危険性があることを説明するべきであったとして慰謝料を求めた。
しかし,裁判所はいずれの請求も認めなかった。(一審:奈良地方裁判所令和3年2月25日判決 控訴審:大阪高等裁判所令和3年9月8日判決)
コラム:医師が患者からストーカー被害を受けた場合の対応は?
2024年08月25日
先日、当院の男性医師から、「患者から好意を持たれ、ストーカー被害を受けている。このまま診療を続けるのは怖い」との相談を受けました。私も院長として医師の力になりたいと思っているのですが、どのような対応をすべきでしょうか。警察に相談をすれば何かしてくれるでしょうか。尚、当方男性です。
医療裁判:信頼関係の破綻を理由に行った診療拒否が違法とされた事例
2024年07月15日
患者は,診療所において,継続的に不妊治療を受けていたが,院外において,診療所の看護師と患者の知り合いを名乗る人物との間のトラブルが発生したこと等を理由とし,同診療所から診療を拒否された。
患者は,診療所を運営する医療法人に対して,診療拒否は債務不履行または不法行為にあたるとして慰謝料を請求した。
これに対し,裁判所は,診療所が患者から事情を聴かずにただちに診療を拒否したこと,診療所と患者との間の信頼関係が損なわれたとはいえないことを理由に,診療所が患者の診療を拒否する正当な事由があったとは認められず,診療拒否は債務不履行または不法行為にあたるとして,請求の一部を認容した。(東京地方裁判所令和3年3月30日判決)