今週のおすすめ文献(外科関連)アブストラクト閲覧無料!
よく利用されている文献の中から、アブストラクトを無料で紹介します。
月:内科 火:看護 水:外科 木:医療技術 金:くすり
- 小児の腎悪性腫瘍について、SIOP(the International Society of Pediatric Oncology)の治療ガイドラインに沿った治療の留意点を述べ、限局性 Wilms 腫瘍に対する術後の治療方針、腫瘍生検、および片側性 Wilms 腫瘍に対する腎温存手術について解説する。
- 骨盤臓器脱に対する仙骨膣固定術について、本術の適応、術式の流れとポイントを述べ、腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)とロボット支援下仙骨膣固定術(RSC)について解説する。
- 新生児期の心臓手術について、完全大血管転位、大動脈縮窄・離断複合、総肺静脈還流異常を挙げ、各疾患の分類、術前管理、手術内容、術後管理、予後について解説する。
海外ジャーナルレビュー
「循環器」「癌」「生活習慣病」「救急医療」「整形外科・理学療法」「看護・母子医学」などの主要海外ジャーナルから、最新の記事のレビュー(日本語)と関連するメディカルオンラインの文献を紹介します。
- AI-ECGで高血圧の発症を予測 (JAMA Cardiology)
- 日本のICU患者の5人に一人は80歳以上、そのICU死亡率は5.6% (Intensive Care Medicine)
- ARDS患者でのセボフルランによる吸入鎮静は有害か:SESAR試験 (The Journal of the American Medical Association)
- 大規模プログラムでタンザニアの出産関連死を減らす (The New England Journal of Medicine)
- 動脈瘤破裂によるSAHの発生率は紫外線曝露と逆相関する (Neurosurgery)
FDAニュース
FDA(U S Food and Drug Administration)発表の医薬品、医療機器に関する安全情報・承認情報から、主な記事(日本語)とそれに関連するメディカルオンラインの文献を紹介します(毎週1~2記事)。
- COVID-19公衆衛生危機から得た教訓は、今後の危機にも生かされる (PRODUCT APPROVALS -Drug-)
- 早産リスク軽減を適応とするプロゲスチン製剤Makenaの迅速承認を取り消し (PRODUCT SAFETY -Drug-)
学会カレンダー
ニュース・プレスリリース
くすり新着医薬品
くすりサイトに、ここ数ヶ月に薬価収載された医療用薬を紹介しています。

商品名

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プロダクト(医療機器)新着企業
プロダクトサイトに新規に掲載した企業を紹介しています。
医療裁判・コラム
- 医療裁判: 医療に関連した国内の裁判判例について、医療現場に役立つ視点で紹介・解説しています。また、判例に関連したメディカルオンラインの文献も紹介しています。
- コラム: 医療現場および病院経営等において、弁護士に問い合わせをしたくなるような法律に関する疑問についてQ&A方式で解説しています。
コラム:病棟看護師はどこまで夜間・休日の電話に対応しなければならないか?
2025年03月14日
Q1.夜間や休日の時間帯に入院患者に発生した病態の変化や転倒等の事故について,すぐに患者家族に電話で報告しなければならないかを悩んでいます。
当院では,緊急に治療方針を決めなければいけないような時は,夜間や休日であってもすぐに病棟看護師が家族に電話連絡をしていますが,そうでないときは対応がまちまちで,すぐに電話連絡がなかったことで家族からお叱りを受けることもあります。統一的な対応にした方が良いと思うのですが,法律的に留意することなどあれば教えてください。
医療裁判:前医が依頼した病理医による「胃がん」との病理診断に基づいて 胃切除術を行った後医が,実際には胃がんでなかったため 法的責任を問われた事例
2025年01月24日
後医にあたる大学病院が,前医の依頼した病理診断医の印環細胞がん(Group5)であるとの病理診断に基づき,患者(本件手術当時44歳)に対し,幽門側胃切除術を行った。その後,実際には胃がんでなかったことが判明したため,患者が,大学病院に対し,胃がんであると誤診して手術を行ったとして損害賠償請求をした。
裁判所は,大学病院において,再度の生検を行いまたは標本を取り寄せて病理組織検査をすべき義務があったとは認められないとして,請求を棄却した。
なお,本件において,患者は,訴訟係属中に死亡し,患者両親が訴訟を承継していた。(熊本地方裁判所令和2年3月25日判決)
コラム:警察から患者の情報について照会があった場合,どのように対応すればよいか?
2024年12月20日
Q1.当院に通院中の患者が,刑事事件の被疑者として逮捕されたようです。警察から当院に電話があり,患者の病状や治療経過の回答を求められました。患者の情報を本人の許可なく警察に伝えてもよいでしょうか。また,回答する場合の留意点を教えてください…