海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

TN-CはT2D患者の死亡・MACEリスク因子
Serum tenascin-C is independently associated with increased major adverse cardiovascular events and death in individuals with type 2 diabetes: a French prospective cohort [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Diabetologia
年月:February 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
テネイシンC(細胞外マトリクス糖タンパク:TN-C)のバイオマーカー能が注目されている。フランスELSANのGellenらは、2型糖尿病(T2D)患者の血中TN-Cの濃度と死亡・MACEリスクの関連を前向検討した。 対象T2D患者はSURDIAGENE参加者1,321名、一次エンドポイントは全死因死亡、二次エンドポイントはMACE(心血管疾患因死亡・非致死的心筋梗塞・脳卒中)であった。
【結論】
中央値89か月のフォローアップで、血中TN-C濃度と死亡リスク(HR: 1.27/1SD)・MACEリスク((HR: 1.23/1SD)上昇との関連を認めた。同指標の従来型リスクファクターへの追加による全死因死亡・MACEリスクの統合判別改善能(rIDI)は、各8.2%・6.7%であった。
【評価】
TN-CとDMとの関連は分子レベルでも注目されているが(https://dataspace.princeton.edu/jspui/handle/88435/dsp01sq87bx328)、T2D患者の心血管アウトカムとの関連を示したのはこの研究が初とみられる。識別改善能は中等度で、臨床的に必要なバイオマーカーとなるかどうかは不明である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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