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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | The American Journal of Gastroenterology |
年月: | October 2018 |
巻: | Online first |
開始ページ: | Online first |
【背景】
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が喫煙と関連するとする疫学データが多い。韓国Sungkyunkwan UniversityのJungらは、ベースラインでNAFLDのない199,468名のコホートの喫煙状況・尿中コチニンレベルを中央値4.1年間フォローし、喫煙のNAFLD発症リスクを評価した。
【結論】
自己申告による現在の喫煙状況・パックイヤー、および尿中コチニンレベルは、NAFLD罹患と関連した。喫煙高水準者の多変数調整後NAFLD発症のaHRは、男性で1.36、女性で1.46であった。
【評価】
20観察研究のメタアナリシスがこの関連を肯定しているが(https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/2050312117745223)、大規模で尿中コチニンレベル測定を伴なっていることによって、この問題に駄目を押す高信頼度結果となった。因果機構の解明が待たれる。