海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

夜勤の乳がんリスクを否定
Night shift work and risk of breast cancer in women: the Generations Study cohort [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:British Journal of Cancer
年月:May 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
夜間勤務による、体内時計の乱れが乳がんリスクを増すという報告があるが、エビデンスは堅固でない。英国The Institute of Cancer ResearchのJonesらは、Breast Cancer Now Generations Studyコホートのデータに基づき、過去10年以内の夜間勤務と乳がん発症の関連を検討した(n=102,869)。
【結論】
17.5%が過去10年間に夜間勤務をしており、2,059人が浸潤性乳癌を発症したが、夜勤と乳がん発症リスクとの間に全体的な関連性は認められなかった。夜勤の種類、夜勤開始年齢、最初の妊娠の前後に夜勤を開始したかどうかに関しても、リスクに有意差は見られなかった。1週間あたりの平均夜勤時間と乳がん発症との間に統計的に有意な関連が見られたが(P=0.035)、他変数との関連から臨床的に有意とは見られなかった。
【評価】
IARCは2007年に夜間勤務は「おそらく発がん性」であるとしたが、2016年のメタアナリシス(https://doi.org/10.1093/jnci/djw169)では否定されていた。IARCは今夏再検討する予定という。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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