海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

尿中フタル酸エステル濃度と慢性低強度炎症とが関連
The association between total phthalate concentration and non-communicable diseases and chronic inflammation in South Australian urban dwelling men [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Environmental Research
年月:October 2017
巻:158
開始ページ:366
【背景】
プラスチック製品の可塑剤として使用されるフタル酸エステルの健康リスクが長く指摘されている。オーストラリアUniversity of AdelaideのZuminらは、MAILES研究登録男性(39〜84歳、1,504名)の尿サンプルを用いて、尿中総フタル酸エステル濃度と慢性疾患・非感染性疾患との関連を検討した。
【結論】
総フタル酸エステル濃度は慢性低強度炎症バイオマーカー値(hs-CRP・IL-6・TNF-α)の増加と関連し、心血管疾患・2型糖尿病・高血圧と関連していたが(総フタル酸エステルの最高/最低4分位の有病率比はそれぞれ1.78・1.84・1.14)、喘息・鬱とは有意な関連はなかった。
【評価】
フタル酸エステルの健康リスクは内分泌攪乱作用等が研究されてきており、最近アメリカCPSCは子供の玩具での一部使用禁止を勧告している(https://search.proquest.com/openview/fa8bc82cc1a0d159705f7f56727747f7/1)。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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