今週のおすすめ文献(くすり関連)アブストラクト閲覧無料!
よく利用されている文献の中から、アブストラクトを無料で紹介します。
月:内科 火:看護 水:外科 木:医療技術 金:くすり
- 免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) によるirAE発現状況と再投与の実態について、ICI投与患者91名を対象に、irAEの発現状況と内容、治療経過、ICI再投与の状況についてカルテの診療情報を基に調査をした。
- がん治療による皮膚への副作用・合併症に対する漢方薬について、手足症候群、痤瘡様皮疹、爪囲炎、放射線皮膚炎の西洋医学での治療方針を述べ、本疾患に対する漢方薬と投与上の注意点について解説する。
- アリドネパッチ27.5mg、55mg(ドネペジル)について、本剤の効能・効果、用法・用量、薬理作用を述べ、有効性、安全性・副作用について解説する。
- 静注用鎮静薬(ミダゾラムやプロポフォール)が入手困難な場合の対応について、静注用鎮静薬の治療上の位置づけを述べ、薬剤の中止・変更によるリスク、代替薬と使用上の注意点について解説する。
海外ジャーナルレビュー
「循環器」「癌」「生活習慣病」「救急医療」「整形外科・理学療法」「看護・母子医学」などの主要海外ジャーナルから、最新の記事のレビュー(日本語)と関連するメディカルオンラインの文献を紹介します。
- MISSION法、退役軍人の心血管手術に大きな改善と予期せぬ課題 (The Journal of the American Medical Association)
- アメリカにおける小児インフルエンザ関連急性壊死性脳症:最大のケースシリーズ報告 (The Journal of the American Medical Association)
- 外傷性出血での早期フィブリノゲン補充療法は無益か:系統的レビュー・メタアナリシス (Critical Care)
- 世界の小児の持続性高血圧有病率は3.89%:初の系統レビュー・メタアナリシス (JAMA Pediatrics)
- 構造化介入で加齢に伴う認知機能低下を遅らせる:US POINTER試験 (The Journal of the American Medical Association)
学会カレンダー
ニュース・プレスリリース
くすり新着医薬品
くすりサイトに、ここ数ヶ月に薬価収載された医療用薬を紹介しています。

商品名

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プロダクト(医療機器)新着企業
プロダクトサイトに新規に掲載した企業を紹介しています。
医療裁判・コラム
- 医療裁判: 医療に関連した国内の裁判判例について、医療現場に役立つ視点で紹介・解説しています。また、判例に関連したメディカルオンラインの文献も紹介しています。
- コラム: 医療現場および病院経営等において、弁護士に問い合わせをしたくなるような法律に関する疑問についてQ&A方式で解説しています。
医療裁判:手術直後の患者に対する緊急再挿管後の確認義務違反が認められた事例
2025年08月04日
本件は,全身麻酔下で鼻中隔矯正術,下鼻甲介粘膜切除術および外鼻形成術を受けた後,遷延性意識障害に陥り,その後脳死に伴う多臓器不全を直接の原因として死亡した患者(女性,手術時37歳)遺族が,医師には,気管挿管に関する注意義務違反があったとして,病院に対し損害賠償を求めた事例である……(東京高等裁判所令和4年3月22日判決)
コラム:インバウンド患者への対応における注意点は?
2025年07月15日
当クリニックでもインバウンド患者に対する対応を検討しなければならないと考えているのですが,これまでほとんど経験がないため不安があります。そこで,
1. 日本語の理解が不十分なインバウンド患者が来院した場合,そのことを理由にして診療を断ることができるのか
2. 治療費の不払いを防ぐためどのような点に注意すべきか
教えてください。
医療裁判:喘息治療薬の副作用に関する説明義務違反が否定された事例
2025年04月16日
気管支喘息と診断されてステロイド投与等の治療を受けていた患者(女性,当時40歳女性)が,治療終了後,股関節痛を訴え受診したところ,突発性大腿骨壊死症と診断され,両側人工股関節置換術を受けることになった。
本件は,特発性大腿骨頭壊死症が生じるというステロイド投与の副作用に関する説明義務違反がある等として,患者が病院に対し損害賠償を求めた事案である。
裁判所は,当時において,特発性大腿骨頭壊死症がステロイド投与の副作用であると医療水準として確立していたとはいい難く,患者が特に特発性大腿骨頭壊死症の発生について関心があったなどの事情もないことから,大腿骨壊死症の可能性について説明すべき義務があったとは認められないとして,請求を棄却した。(東京地方裁判所令和4年8月10日判決)