医療裁判紹介バックナンバー
医療裁判:血栓の疑いを否定した判断の当否
2019年08月30日
本件は,持続性心房細動の治療目的でカテーテルアブレーションを受けた患者(男性,当時63歳)が,直後に脳梗塞を発症し,左重度片麻痺,高次脳機能障害の後遺症が残った……(名古屋高等裁判所平成29年7月7日判決)
医療裁判:肺炎の重症度評価とARDS発症の予見可能性
2019年08月16日
両側肺炎と喘息との診断で転院してきた患者(昭和9年生,当時79歳)に対し,抗菌薬や酸素投与により治療を行ったが,入院2日後,急性呼吸窮迫症候群(ARDS)により死亡した……(平成28年8月18日東京高等裁判所判決)
コラム:患者の遺体の引き取りを申し出る者がいない場合、どのように対応したらよいか?
2019年08月05日
Q.当院に入院中の患者が亡くなったのですが、患者の遺体を引き取る人がいません。病院としてどのように対応すれば良いでしょうか。
医療裁判:責任を認めた上で医療事故の対応に当たっている医療機関が,患者から治療費の内払いを求められたときの対応
2019年07月19日
患者(男性,当時51歳)が胃の検査を受けたところ,胃がんであることが判明した。しかし,医師の説明ミスにより治療が遅れ,説明ミスが発覚した時点で胃がんは既にステージ4の状態だった。このため,患者は病院に対し,医療保険適用外の先進治療にかかる費用の負担を希望し,病院は患者に賠償金の内払いを行うこととした……(奈良地方裁判所平成28年2月25日判決)
コラム:ウェブサイトが「広告」扱いになったこととは?(医療に関する広告規制の強化)
2019年07月11日
Q.医療法が改正されて医療に関する広告の規制が強化され、ウェブサイトが規制の対象になったと聞きました。当院もホームページを開設していますが、具体的にどのように広告の規制が強化されたのでしょうか。また、今後、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
コラム:医薬品副作用被害救済制度について
2019年06月28日
Q.当院で処方した薬を服用した患者が、その薬の副作用により入院してしまったので損害賠償を求めたいと言ってきました。当院としては処方内容等に誤りはないため損害賠償責任はないと考えているのですが、このような場合、医薬品副作用被害救済制度を案内してよいでしょうか。
医療裁判:人工妊娠中絶実施に対する夫の同意
2019年06月21日
本件は,妊娠17週の妊婦に対し慢性常位胎盤早期剥離の診断で人工妊娠中絶を実施したところ,妊婦およびその夫から,妊婦およびその夫の同意なく人工妊娠中絶が実施されたなどの主張がされた事案である(岡山地方裁判所平成29年4月26日判決)
コラム:共同研究の参加に必要な手続は?
2019年06月11日
Q.私は個人病院を経営しています。当院の勤務医から,「医局の先輩医師から大学病院で実施する研究の症例数を増やすため勤務先病院で研究に参加して欲しいと言われたので,許可してもらえませんか」と依頼を受けました。私はどのように対応すれば良いでしょうか。
医療裁判:静脈栄養施行時のビタミン投与を巡る争い
2019年05月15日
胸腔鏡下食道亜全摘術等を受けた患者(昭和30年生,男性)が,術後,ウェルニッケ脳症を発症し,後遺障害が残った。本件は,患者が病院の医師に術後ビタミンB1を含む輸液を投与しなかった過失があると主張して,債務不履行または不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である(名古屋地方裁判所平成28年7月15日判決)
コラム:証拠保全時の対応はどのようにしたらよいか?
2019年05月15日
Q.個人医院を開業している医師ですが,先程,裁判所職員の訪問を受け,本日,とある患者さんの証拠保全を行うとの連絡がありました。この患者さんとは事前のやりとりなどはありませんでした。いきなりの訪問で,どのように対応すればよいのかわからず不安です……。


