医療裁判紹介バックナンバー

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コラム:オンライン診療における法律的な注意点は?(2021年1月時点)

2021年01月19日
Q.私が開設しているクリニックにおいて,近年普及し始めているオンライン診療を始めてみようかと考えています。オンライン診療を始めるにあたって法的観点から注意すべき点はありますか。

コラム:COVID-19の感染拡大を踏まえたオンライン診療の注意点は?(2021年1月時点)

2021年01月19日
Q.初診でのオンライン診療は本来認められていないとのことですが, COVID-19の感染拡大が継続する現在,特例として平時とは異なる運用がされていると聞きました。特例措置が認められている中でオンライン診療を実施するにあたって法的観点から注意する点はありますか。

医療裁判:自ら記載した診療録等の記載内容を虚偽とする医師の主張が認められなかった事例

2020年12月22日
自転車で転倒し,下腹部と睾丸が強く痛んだ患者(男性,事故当時29歳)が緊急外来を受診した。対応した医師は,患者の陰嚢部は経過観察として,湿布と鎮痛剤等を処方して診察を終えたが,患者は診察の8日後,他院にて左精巣の壊死と診断され,左精巣を摘出された…(大阪地方裁判所平成30年4月25日判決)

コラム:COVID-19に感染した医療従事者の労働災害認定について(2020年11月時点)

2020年12月07日
Q.当病院は新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の治療にあたる医療機関です。感染患者の治療に従事していたA医師が感染し,入院加療を要しました。労働災害として適切な対応をとりたいと思いますが,休業中の給与関係をどのように取り扱えばよいでしょうか。

医療裁判:終末期医療における患者家族からの意見集約方法

2020年11月12日
脳梗塞による意識障害のために入院し経鼻経管栄養の注入を受けていた患者(女性,当時89歳)に対し,患者と同居する長男が経鼻経管栄養の注入速度を上げ,その後患者が嘔吐し,誤嚥性肺炎により死亡した…(東京地方裁判所平成28年11月17日判決)

医療裁判:診療録への記載のないことや記録が存在しないことが訴訟上の事実認定に与える影響

2020年10月15日
分娩後に脳性麻痺となった児(約3年後に死亡)の父母が,分娩中の注意義務違反(オキシトシンおよびブピバカインの各投与,吸引分娩およびクリステレル圧出法の選択,分娩監視装置装着に関する各注意義務違反)を主張して,医療法人および担当医に対し損害賠償を求めた事案…(京都地方裁判所平成30年3月27日判決)

コラム:薬剤師でないスタッフによる調剤業務の補助はどこまで可能か?

2020年10月14日
Q.病院勤務の薬剤師です。病院のスタッフ(薬剤助手)に業務の補助をしてもらいたいと考えていますが,薬剤師資格のない人にどこまでやってもらっても問題ないのでしょうか。

医療裁判:専門外の疾患についての専門医療機関紹介義務

2020年09月25日
B型肝炎ウイルス保持者である患者(初診時48歳,男性)が,バセドウ病の治療のため,内分泌疾患や代謝性疾患を専門とするクリニックに通院していた。担当した医師は,B型肝炎の悪化を想定し,肝機能が悪化した場合は他院を紹介する旨をカルテに記載していた。患者は,約5年間にわたりクリニックに通院したが,その後,他院で肝がんと診断された…(京都地方裁判所平成28年2月17日判決)

コラム:患者弁護士からの医療照会における注意点について

2020年09月09日
Q.過去に当院で治療を受けていた患者の弁護士から,当時の治療経過について少し話を聞きたいとの連絡がありました。 患者本人からの要請であれば応じるのですが,弁護士からは何を追及されるかわからず,診療も忙しいので,断っても大丈夫でしょうか……

医療裁判:処方薬に関し医師と薬剤師が負う説明・指導義務の関係について

2020年08月18日
肺非結核性抗酸菌症に対しエタンブトール(EB)錠の処方を受け服用していた患者(本件当時58歳,男性)が,眼の異常を自覚し自主的に服用を中止した。その後両目の視力が低下し失明したことから,医師にEB錠を処方する際の説明,指導義務等があった等として訴訟を提起した…(秋田地方裁判所平成30年2月16日判決)
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