医療用レーザ血流計「ポケットLDF®」の販売開始

~世界最小・最軽量※1のポケットサイズで持ち運び可能。医療現場での血流測定の可能性を広げます~

株式会社ジェイ・エム・エス
2014年12月17日

各位

株式会社ジェイ・エム・エス
代表取締役社長 奥窪 宏章
(コード番号 7702 東証第1部)


 株式会社ジェイ・エム・エス(本社:広島県広島市、代表取締役社長:奥窪 宏章、以下 「ジェイ・エム・エス」)は、レーザ光を用いて生体を傷つけることなく血流量を測定する小型のレーザ血流計「ポケットLDF®※2」を、2015年1月より販売開始いたします。

 体温、脈拍、血圧、呼吸などのバイタルサインは、生命維持の状態を示す重要な情報です。医療の現場では、患者さんの体調や病状の変化を把握するため、日常的にバイタルサインが定量的に測定されており、各種のモニター機器が使用されています。

 バイタルサイン同様に、血液が体の末梢まで滞りなく流れているかを示す微小循環(細動脈、毛細血管、細静脈)における血流量は、重要な生体情報であるとの認識が広まりつつあり、検査への応用が期待されています。

 レーザ血流計は、皮膚表面から皮下組織に向けてレーザ光を照射し、生体を傷つけることなく微小循環における血流量を測定する装置です。測定した血流量は、医療従事者の方々が患者さんの血流障害の特定やその程度の評価を支援するために使用されます。

 「ポケットLDF®」は、パイオニア株式会社が開発した「非侵襲小型血流センサー素子」の技術を応用したレーザ血流計です。患者さんの手、足などの体表にセンサー部分を接触させることで血流量を測定できるほか、センサー部分にクリップを取り付け、測定部位を挟み込むことで、手指、足指または耳朶※3(じだ)など突起した部位での測定も容易に行えます。本体は、小型・軽量化により持ち運んで使用することが可能で、また、バッテリー駆動と無線機能によりケーブルが不要なため、医療現場での機器レイアウトの自由度が高いなど、使いやすさの向上が期待されます。

※1. 2014年12月17日時点、パイオニア社調べ
※2. LDF:Laser Doppler Flowmetry
※3. 耳朶:耳たぶ


【特長】
・片手に収まる小型サイズで持ち運び可能。
・血流量は大きな文字で、機器状態はイラストと文字でわかりやすく表示。
・取り外し可能なクリップにより、手、足または耳朶で測定が可能。
・無線機能(Bluetooth)により、測定データをパソコンにリアルタイム送信可能。

 ジェイ・エム・エスは、「医療の安全」、「医療の効率化」、「再生医療」、「医療を必要とする方の QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上」をテーマとして製品の開発に取り組んでおります。当社は、これまで蓄積してきた医療機器開発のノウハウを活かし、また世の中の優れた技術を持つ企業と協力しながら、安全・安心で品質の高い製品を開発し医療の現場へお届けすることで、これからも人と医療に貢献してまいります。

以上


<ご参考>
【製品情報】
一般的名称:レーザ血流計
販売名:ポケットLDF
医療機器承認番号:22600BZX00424000
クラス分類:クラスII(管理医療機器)

【パイオニア社の概要】
社名:パイオニア株式会社
設立:1947年5月8日
資本金:917億31百万円(2013年6月末)
代表者:代表取締役兼社長執行役員 小谷 進
本社所在地:神奈川県川崎市幸区新小倉1番1号
事業内容:カーエレクトロニクス事業、ホームエレクトロニクス事業、その他の事業

【お問い合わせ先】
製品の詳細について:第二営業部 TEL 03-6404-0602 / FAX 03-6404-0612
当リリースについて:経営企画部 TEL 082-243-9059 / FAX 082-243-5924

企業サイトURL
http://www.jms.cc/index.html
ニュース・プレスリリース
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