医療裁判紹介バックナンバー

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医療裁判:医師の処方指示に対する薬剤師の疑義照会義務

2011年09月02日
入院中の患者A(男性,66歳)について,H病院担当医が常用量の5倍のベナンバックスを処方指示し,薬剤師が処方せんのままに調剤して,患者に投与された結果,患者Aが死亡したことについて医師・薬剤師に約2365万円の損害賠償義務が認められた事例。(請求額約1億391万円)(東京地方裁判所平成23年2月10日判決)

医療裁判:抜歯手術における歯科医師の義務

2011年09月01日
本件は,O歯科医師の歯科治療(抜歯手術)により下顎骨骨折等の傷害を被ったとするAが,O歯科医師の相続人Pに対し,不法行為又は治療行為の債務不履行に基づき,損害賠償を求めた事案である。(富山地方裁判所平成19年1月19日判決)

医療裁判:異物遺残の場合における慰謝料

2011年08月01日
手術の際に眼球周辺に異物を遺残されたことにより強い精神的苦痛を受けたとしてなされた損害賠償請求につき、その請求を一部認容した事案。(東京地裁平成22年8月30日判決)

医療裁判:医師の責任の有無の判断と患者への対応

2011年07月02日
続発緑内障等の治療中であったAが,失明したのはH病院O医師らの過失によるものとして,損害賠償を請求した事案(請求額:患者から1億5993万9849円,患者の妻Bから550万円)。(東京地方裁判所平成20年2月20日判決)

医療裁判:入院精査を拒む患者に対する説明義務の範囲

2011年07月01日
大動脈弁閉鎖不全症等により突然死の危険性があった患者A(47歳男性),に対し,担当のH医師が複数回にわたり入院精査をするよう説得したが,Aはこれを拒否し続けた。そこでHはAを経過観察としたが…(東京地裁平成18年10月18日判決)

医療裁判:第三者に対する診療経過の開示が不法行為に該当するか

2011年06月02日
C社の従業員Aは,業務中に負傷し,H病院でO医師の診察・治療を受けたが,その後,C社に対して,業務中の負傷に関して損害賠償請求訴訟 (別件訴訟)を提起した。この別件訴訟において,H病院でのAの診療経過が明らかにされたことから…(さいたま地方裁判所川越支部平成22年3月4日判決)

医療裁判:絞扼性イレウスに罹患した会話困難な患者の診断義務

2011年06月01日
患者A(男性,19歳)について,イレウスを念頭においた鑑別診断及び治療を怠った過失があるとして約2100万円の損害賠償請求が認められた事例。(仙台地方裁判所平成22年5月24日判決)

医療裁判:患者が適切な診療行為を受ける期待権

2011年05月01日
Hが開設するI病院において,同病院に勤務していたO医師の執刀により,下肢の骨接合術等の治療を受けたAが,同手術による合併症として下肢深部静脈血栓症を発症し,後遺症が残ったとして,Hらに対し不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。(最高裁平成23年2月25日判決)

医療裁判:診療契約上の顛末報告義務

2011年04月02日
予期せぬ後遺症が遺残した患者に対し、診療録等を示しながら治療の顛末について説明すべき義務があるにもかかわらず、これを怠ったとして損害賠償請求された事案。(大阪地裁平成20年2月21日判決)

医療裁判:同意書を差し入れた患者以外の者に対する医師の説明義務

2011年04月01日
患者Aが,Hクリニックにおいて,精管結紮術による断種手術を受けたところ,その手術後において,Aの妻であるBがAの子を妊娠したことから,同治療に関する施術上の過失および説明義務違反を理由として,A,Bらそれぞれが,債務不履行または不法行為に基づく損害賠償を請求した事案(仙台地方裁判所平成22年9月30日)
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