医療裁判紹介バックナンバー

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医療裁判:診療契約上の守秘義務について

2011年03月02日
H大学歯学部に在籍中,HIV感染症の診断を受け,別の大学医学部附属病院において受診していた患者が,病院の医師がHIV感染症に係る病状を本人の承諾なくカルテに基づきH大学歯学部教授に対して漏示した。(東京地裁平成11年2月17日判決)

医療裁判:診療ガイドラインと法的責任について

2011年03月01日
同種末梢血幹細胞移植のドナーとなるため,顆粒球コロニー刺激因子製剤の投薬を受け,末梢血幹細胞採取が実施された際,医師に診療ガイドライン遵守義務違反および説明義務違反があり,学会には,診療ガイドライン遵守に関する監視義務違反が・・・(大阪地裁平成19年9月19日判決)

医療裁判:美容整形手術においてトラブル防止の事前策について

2010年12月16日
美容整形外科を診療科目とするクリニックにおいて,下顎骨角部の張り出し部分の切除術を受けた患者が,手術の際に手術部位に線状骨折が生じ,その後長期間にわたる治療を受けることを余儀なくされ…(東京地方裁判所平成20年9月25日)

医療裁判:膵臓がん手術における術前説明

2010年12月15日
膵臓がんに対する全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行したところ,術後縫合不全が生じ,動脈出血を繰り返した後,患者Aが多臓器不全により死亡した。(東京地方裁判所平成15年1月31日判決)

医療裁判:医療事故における損害論の考え方一般

2010年12月14日
左下7番抜髄の際,失活剤である亜砒酸を過剰に貼付したところ,左下顎骨骨髄炎を発症,左オトガイ神経麻痺による麻痺,知覚異常等の障害が残存した。(京都地方裁判所平成16年5月26日判決)

医療裁判:白内障手術における合併症と過失について

2010年12月13日
白内障手術を受けた患者が,手術時の手技ミス及び術前の無菌処置の不徹底により,術後眼内炎に罹患し左眼を失明した。(東京地方裁判所平成13年1月29日判決)

医療裁判:健康診断における癌の見落としと読影医師の注意義務について

2010年12月12日
医師が,職場の定期健康診断において撮影された胸部X線写真の異常陰影の2年にわたる見落としの結果,肺がんで死亡したが…(名古屋地方裁判所平成21年1月30日判決)

医療裁判:小児の急性腹症について

2010年12月11日
腹痛などを理由にH病院に救急搬送された患者に対し,急性胃腸炎と診断して入院させていたところ,入院翌日に絞扼性イレウスで死亡した。(横浜地裁平成21年10月14日判決)

医療裁判:注射による皮神経損傷について

2010年12月10日
自治体の保健センターが実施した健康診査において,血液検査のための採血後,患者に採血部位の変色,痛み,痺れ,腫れ等が生じ,左内側前腕皮神経及びこれと左尺骨神経との交通枝が損傷され,左上肢にカウザルギーを発症した。(東京地方裁判所平成19年4月9日判決)

医療裁判:抜去歯の口腔内落下窒息死事故について

2010年12月09日
4歳児に対する抜歯の際,抜去歯を口腔内に落としたため,その幼児が気道閉塞によって窒息死した。(浦和地方裁判所熊谷支部平成2年9月25日判決)
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