循環器向けレポーティングシステム『Kada-Report4』『Kada-Report4被ばく管理オプション』新発売

フォトロン メディカル イメージング株式会社
2016年9月8日

フォトロン メディカル イメージング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 八木秀忠)は、循環器向けレポーティングシステム『Kada-Report4』および『Kada-Report4 被ばく管理オプション』を発売します。


※価格はお問い合わせください。

▲Kada-Report4 / Kada-Report4 被ばく管理オプション

■開発背景と製品概要

従来、生理検査部門では心エコー画像を動画サーバに保存し、その他のエコー画像は静止画PACSに転送するため、レポーティングシステムも各々に分かれて運用しているのが一般的でしたが、データを一元管理化したいという要望が多くなってきております。
この度エコーレポーティングシステムを標準搭載した「Kada-Report4」を開発し、こうした要望にお応えするとともに、あわせて以下の機能強化を行いバージョンアップいたしました。
「Kada-Report4」は、検査リストのカレンダー表示機能により、直感的に検査内容を把握できます。データベースエンジンの機能強化により、ポップオーバー機能で目的に応じた項目の表示・非表示が行え、すべての項目を画面に並べる必要がなくなり、見易い画面レイアウトを実現しました。またWeb Direct機能により、入力フォームと同じレイアウトでWebからの閲覧が可能となりました。
「Kada-Report4被ばく管理オプション」は、X線診断装置から出力されるRDSR(Radiation Dose Structured Reports)からのデータ取り込みに対応し、「Kada-Report」から直接呼び出せるようにし、より親和性を高めました。
当社では「Kada-Report4」および「Kada-Report4 被ばく管理オプション」をKada-Solutionに新たな価値を加える製品として、医療に携わるすべての方々に提供してまいります。
■製品の特長と機能

・多彩な入力フォーム
血管造影検査用あるいは治療用フォームには、「CAG」「PCI」「IVUS/OCT/QCA」「AoG」「EVT」「PMI」「EPS/ABL」などを用意し、生理検査用フォームには、「UCG」「経食道」「腎動脈」「下肢動脈/静脈」「上肢動脈」など多彩なフォームを用意しました。

・カレンダー表示により直感的な検査選択
検査一覧をカレンダー形式での表示により、表示した検査を直感的に選択することが可能です。記載した所見の閲覧だけでなく、検査の予定の管理なども行えます。

▲カレンダー表示機能

・RISからのオーダー取得 ※
RISシステムなどで発行される検査属性情報を取込み、所見の記載を開始できます。

・Kada-Viewとのシームレスな連携
Kada-Viewと連携し、表示しているDICOM画像を所見に貼り付けることができます。貼り付けた画像を利用し写真付きのサマリーレポートを作成することや、レポート情報を元に即座にDICOM画像を検索し、閲覧することができます。

・電子カルテ/PACSへの連携通知機能 ※
電子カルテやPACSなどへ検査情報を通知することにより、他の院内システムからWebでの閲覧を可能とします。

・Web表示
Kada-Reportがインストールされていない電子カルテ端末などからでもWebブラウザを介して、レポートの閲覧が行えます。

・NCDレジストリー支援機能 ※
Kada-Reportで入力した所見情報より、NCD(National Clinical Database)への登録用データの成型を行います。成型されたデータはインターネットを通じてNCDへの転記が行えます。
※他のシステムと個別の調整を必要とする場合があります。

▲NCDレジストリー支援機能

・ポリグラフ数値データの取込み機能 ※
ポリグラフ装置で計測された圧データの数値をKada-Reportの該当フィールドに取込む機能を搭載しています。

・CAASの数値データ取り込み機能
CAAS(心機能解析ソフトウェア)での解析結果の数値データをKada-Reportの該当フィールドに取込む機能を搭載しています。

・SYNTAX SCORE/Euro SCORE算出機能

冠動脈病変の複雑さの指標であるSYNTAX SCOREや心臓手術のリスクを術前に評価するEuro SCOREの算出機能を搭載しました。

▲SYNTAX SCORE

▲Euro SCORE

・被ばくオプション、RDSR(Radiation Dose Structured Reports)対応
被ばく線量情報を従来のDICOMタグ情報に加え、X線診断装置から出力されるRDSRファイルからも取得が行えます。

■『Kada-Report4』動作環境

企業サイトURL
http://www.kada.org
ニュース・プレスリリース
http://www.photron.co.jp/company/news/2016/160908_01.html

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