グリーンレーザ光凝固装置 GYC-500 / グリーンスキャンレーザ光凝固装置 GYC-500Vixiを発売

株式会社ニデック
2015年8月10日

当社は、「グリーンレーザ光凝固装置GYC-500」(以下、GYC-500)と「グリーンスキャンレーザ光凝固装置GYC-500Vixi」(以下、GYC-500Vixi)を発売しました。

販売名:グリーンレーザ光凝固装置 GYC-500
発売日:2015年8月10日
機器分類:高度管理医療機器/特定保守管理、設置管理医療機器
届出番号:22700BZX00197000

レーザ光凝固装置は、眼底にある網膜にレーザを照射することによって、網膜疾患の進行を抑制するために用いられる医療機器です(注1)。当機は、液晶タッチパネルの操作画面を採用し、弊社従来機グリーンレーザ光凝固装置GYC-1000よりも操作性を向上させました(注2)。GYC-500Vixiは、シングルモードにくわえ、"スキャンデリバリ"というユニットを追加したモデルです。レーザ光凝固装置とスキャンデリバリとの接続によって、一点照射だけでなく、指定したパターン(形状)でレーザを連続照射する"スキャンモード"という照射方法も可能となります(注3)。スキャンパターンは22種類あり、適切なスキャンパターンの選択やスキャンモードでの照射によって治療時間を短縮できるため、患者と術者双方の負担軽減を期待できます。

■詳細資料

注1:レーザ光凝固装置について

レーザ光凝固装置とは、眼底の治療の一種である"網膜光凝固"をおこなうことを主な目的とした装置です。
網膜光凝固とは、点眼麻酔を施した後、網膜の疾患部位にレーザを照射して熱凝固させ、病気の進行を抑制するものです。

注2:操作パネルについて

GYC-1000ではLED表示でしたが、GYC-500およびGYC-500Vixiでは5.7インチカラー液晶タッチパネルを採用することにより、直感的で分かりやすい操作パネルとなりました。また、操作画面にレーザ照射設定や照射結果の情報を表示することで操作性を向上させました。


注3:レーザ照射モードについて

スキャンデリバリを接続することで、一点へのレーザ照射(シングルモード)だけでなく、指定したパターンに短時間・高出力でのレーザ照射(スキャンモード)が可能となりました。光凝固を目的としたレーザは通常、1回の照射に約0.2秒かかり、治療箇所が広面積に及ぶ場合には複数回照射します。スキャンパターン機能を使用した場合、1回の照射時間が約0.02秒となり、病状に合わせた治療と被験者の負担を抑えた治療を可能にします。

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