光脳機能測定装置 OEG-16 のご使用に関する安全性と後継機種への移行のご案内
- 株式会社スペクトラテック
- 2025年7月1日
Spectratech OEG-16をご使用のお客様へ
光脳機能測定装置 OEG-16のご使用に関する安全性と後継機種への移行のご案内
光脳機能測定装置 OEG-16のご使用に関する安全性と後継機種への移行のご案内
平素より弊社脳機能測定装置 Spectratech OEG-16をご愛用いただき、誠にありがとうございます。OEG-16は発売以来、多くの研究現場で長年にわたりご使用いただいておりますが、納入から10年以上が経過した装置につきましては、電気的安全性および被験者の安全確保の観点から、後継機種への移行をご検討いただきたくご案内申し上げます。
■安全性に関する重要なお知らせ
以下の理由により、長期使用中の OEG-16には継続使用上のリスクが存在します。
1 経年劣化による電気的安全性の低下
装置内部の電子部品(コンデンサ、電源回路、絶縁材など)は、長年の使用により劣化し、漏電・過熱・発煙・感電などのリスクが高まります。これは、消費生活用製品安全法においても明記されており、経年劣化により事故の危険が生じ得る製品については、使用者が安全に配慮し、「設計標準使用期間」や製造年から使用の可否を判断することが求められています。測定装置は、消費生活用製品安全法の適応対象ではありませんが、安全性の確保の観点から同様の判断が必要です。
2 点検・保守対応と部品供給の限界
OEG-16内部の電子部品の多くは既に生産・供給が終了しており、修理対応は応急的な範囲に限られる可能性があります。点検・検査により、経年劣化に伴うトラブルを完全に排除・保証することは困難です。
OEG16は、2022年6月ご案内の通り、2027年5月末を持って保守を終了いたします。
■後継機種への移行と付属品交換のご提案
こうしたリスクを未然に防ぎ、今後も安心して脳機能計測に取り組んでいただくため、納入から10年以上が経過したOEG-16 につきましては、ぜひ後継機種である OEG-16H への移行を強く推奨いたします。OEG-16Hは医用電気安全規格に準拠し、安全性・信頼性ともに大きく向上しています。
(対象製品)
製造番号 ACF0901PR1〜ACF1012PS0 製造から15年以上経過
製造番号 ACF1101PR1〜ACF1512PS0 製造から10年以上経過
製造番号 ACF1601PR1〜ACF1712PS0 製造から8年以上経過
また、長期間ご使用いただいている付属品のOEG-16-02 センサーバンド、およびOEG-16-01-03 ヘッドバンドにつきましても、経年による素材の劣化や摩耗が進んでいるため随時交換をご検討いただくことで、より快適かつ安定した計測環境を維持していただけます。
後継機種への移行や付属品の交換、また導入計画やお見積りのご相談につきましては、どうぞお気軽に弊社または弊社代理店までお問い合わせください。
今後ともお客様の研究活動を、安全かつ高品質にサポートできますよう努めてまいります。引き続きご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。
2025年7月1日
株式会社スペクトラテック
代表取締役 大橋 三男
株式会社スペクトラテック
代表取締役 大橋 三男
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