蛋白質分析装置「The Lab 002」を新発売

3種類の炎症性タンパク(CRP/α1-AGP/Hp)を迅速測定 クリニックなどで炎症・感染症の客観的な判断にご活用いただけます

アークレイマーケティング株式会社
2023年4月13日

アークレイ株式会社(本社:京都市上京区 以下、アークレイ)は、蛋白質分析装置「ザ ラボ 002(以下、The Lab 002)」を2023年4月18日(火)に発売します。炎症や感染症の判断に用いられる炎症性タンパク(CRP/α1-AGP/Hp)を、微量検体で迅速に測定します。CRP/α1-AGP/Hpの3項目の測定値、カットオフ値から、新生児感染症のスクリーニングに利用されるAPRスコアの算定結果の表示が可能です。素早い判断が求められる、感染症の早期診断、病状把握などの客観的な判断にご活用いただけます。

このたびアークレイが発売する「蛋白質分析装置「The Lab 002」」は、炎症や感染症の判断に用いられる炎症性タンパク(CRP/α1-AGP/Hp)の迅速な測定が可能な分析装置です。血清・血漿測定のCRP Rapidは最短30秒で測定可能。その他の項目も60秒で結果を得ることができます。必要検体量が少量(10μL)で、患者負担を最小限に抑えることができます。CRPは全血測定にも対応しているため、遠心分離の手間と時間を削減できます。

炎症性タンパクは、炎症や感染症の客観的な判断基準となります。特に、全身への感染移行が早く、診断が難しい新生児感染症の鑑別には、CRP/α1-AGP/Hpの3項目から算定するAPR(Acute Phase Reactants)スコアが重要な指標として利用されています。「The Lab 002」は10μLの微量検体で、CRP Rapidは30秒、α1-AGP/Hpはそれぞれ60秒で測定してスコア化します。素早い判断が求められる医療現場において、迅速かつ適切な治療方針の決定にお役立ていただけます。



■製品の特徴
○迅速な測定
CRP Rapidは最短30秒で結果を表示。その他の項目も60秒で測定が可能です。
※CRP Rapid lowモードは濃度域によって90秒

○微量の検体で測定可能
全項目、各10μLの検体量で測定が可能です。CRPは全血測定にも対応しているため、遠心分離の手間と時間を削減できます。
新生児のスクリーニング時には、別売りの毛細管チップを使ったキャピラリー採取による微量検体での測定にも対応しています。患者負担を最小限に抑えて、検査することができます。

○ヒューマンエラーを防ぐシステム設計
カラータッチパネルで直感的な操作が可能です。
付属のハンディバーコードリーダで、試薬の検量線データや患者IDの読み取り・入力が簡単です。
また、各試薬キュベットに搭載した二次元コードから検査項目を読み取ることで、ヒューマンエラーによる項目間違いを防止します。

■各検査項目詳細


■関連製品
The Labシリーズでは、グリコヘモグロビン分析装置「The Lab 001(ザ ラボ 001)」を取り揃えております。検査データ管理システム「MEQNET CARELAB(メックネット ケアラボ)」と合わせて導入いただくことで、検査データの一元管理が可能です。アークレイはこれからも新製品・サービスの開発に取り組み、世界の医療現場における課題解決と人びとの健康な生活、QOLの向上をサポートしていきます。


■蛋白質分析装置 ザ ラボ 002概要


この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。

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