医療機器メーカーのジンマー・バイオメット合同会社と慶應義塾大学発ヘルスケア・スタートアップのiMU株式会社が共同開発契約を締結
〜変形性膝関節症(膝OA)の進行リスク診断を目指す〜
- ジンマー バイオメット合同会社
- 2020年10月15日
医療機器メーカーのジンマー・バイオメット合同会社(本社:東京都港区、職務執行者 会長兼社長:小川 一弥、以下:ジンマー・バイオメット)と、歩くだけで膝への負担を可視化するヘルスケアデバイスを開発する慶應義塾大学発スタートアップであるiMU株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:名倉 武雄、以下:iMU)は、2020年9月7日付で、加速度センサを用いた変形性膝関節症の進行リスク診断を行う機器およびアルゴリズムに関する共同開発契約を締結いたしました。
世界的な高齢化が進むにつれて、高齢者に多く見られる変形性膝関節症の患者数は今後もますます増加することが予想されます。変形性膝関節症に対する早期介入の重要性が度々指摘されてきましたが、変形性膝関節症が進行するかどうかのリスク診断は通常のレントゲンや診察では困難であることから、臨床の現場では早期介入が十分行われていないのが現状です。
本共同開発では、ジンマー・バイオメットが有する変形性膝関節症の治療方法・市場に関する知識と、慶應義塾大学医学部整形外科の研究成果である膝への負担を見える化する技術を活用し、変形性膝関節症の進行リスク診断を行う機器を迅速に開発いたします。
iMU 名倉武雄(社長)からのコメント:
「変形性膝関節症は整形外科で最もポピュラーな疾患の1つであり、患者数は年々増加しています。その診断や予後の判定はレントゲンをもとに医師が経験で判断していました。我々が今回開発した技術により、簡便に膝OAの診断・予後を判定することが可能となります。今回、ジンマー・バイオメット様と協業することで、さらなるエビデンスの構築や実証性の検証を行っていく予定です。」
ジンマー・バイオメット 小川一弥(会長兼社長)からのコメント:
「変形性膝関節症の治療に使用される人工膝関節は、私どもジンマー・バイオメットの主力製品のひとつです。しかしながら、「患者様へのより良い治療の提供」という観点から、弊社は自社製品だけでなく、変形性膝関節症に関する様々な外部技術や製品についても、患者様や医療従事者の皆様に積極的に提供していきたいと考えております。今回のiMU様との取り組みはこの方向性に基づくものであり、この協業を通じて、患者様への最良の治療提供にさらに貢献出来るものと期待しております。今後、このようなスタートアップや大学・研究機関とのオープンイノベーションに積極的に取り組んでいく方針です。」
※こちらは報道関係者向けに発表した情報です。掲載内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。
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