国産初の超音波デブリードマン装置「ウルトラキュレット®」を販売開始
国内ニーズを取込み小型、低価格化を実現
- 株式会社メディカルユーアンドエイ
- 2020年11月20日
グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:廣地 厚)の連結子会社である株式会社メディカルユーアンドエイ(本社:大阪市北区、社長:松田 晶二郎 以下、メディカルユーアンドエイ)は、国内で初めて超音波の特性を活かしたデブリードマン装置を開発し、保険適用されました。発売は2021年1月を予定しております。また、将来的には在宅治療での使用も視野に入れ普及を図っていきます。
1.開発の経緯
デブリードマンは、壊死組織や感染した組織などを除去する手技であり、褥瘡や下肢潰瘍などのあらゆる創傷治療において必要な処置です。ウルトラキュレットを使用することにより、細菌(バイオフィルム)、出血量の低減および治癒率が向上します。
メディカルユーアンドエイでは、医療従事者の皆さまの要望に応え、効果的なデブリードマンを実現するためにチップの形状を工夫するとともに、操作が簡単で、軽量およびコンパクトな製品の開発を進めてまいりました。
2.超音波デブリードマンのメカニズム
ハンドピース内の振動子より超音波が発生し、創部に与えるチップの機械的振動とキャビテーション効果を利用して壊死組織や細菌(バイオフィルム)を除去します。
3.製品の特長
(1)低侵襲なデブリードマンを実現 (既存の外科的デブリードマンに比べて)
・超音波によるキャビテーション効果とチップの機械的振動により、健常組織を温存しながら選択的に壊死組織および細菌(バイオフィルム)を除去します。
・出血量の低減につながります。
(2)簡便な操作性
・タッチパネル搭載により直感的な操作が可能です。
・ハンドピース先端の LED ライトが視認性を向上させます。
(3)軽量でコンパクト
・病棟や外来、在宅などの処置への携行が可能で、メンテナンスデブリードマンに適しています。
(4)単回使用の製品がなく経済的
・チップやハンドピース、チューブ類全て滅菌のうえ再使用可能です。そのため、処置毎のコストが低減できます。
販売名:ウルトラキュレット
使用目的又は効果:本品は、急性創傷、慢性創傷、熱傷等のデブリードマンが必要な患者における死滅又は汚染された組織、異物、及び感染部位の除去、清浄化のために用いる
発売時期:2021年1月から販売開始(予定)
承認番号:30100BZX00209000
4.今後の展開
国内における超音波デブリードマン装置の啓発・普及を促進し、患者さまのニーズに応えるべく、在宅治療でも使用できる環境整備に努めてまいります。
5.メディカルユーアンドエイについて
(1)設立:1986年4月(グンゼ株式会社の連結子会社)
(2)所在地:大阪府大阪市北区堂島2丁目4-27 新藤田ビル5F
(3)代表取締役:松田 晶二郎
(4)事業内容:形成外科・脳神経外科・口腔外科・美容外科・小児外科・心臓血管外科・皮膚科等の関連医療機器の販売、開業開設に関するコンサルティング医療機器の開発・販売
(5)ホームページ:https://www.mua.co.jp/
【お問い合わせ先】
株式会社メディカルユーアンドエイ 事業開発グループ
TEL:06-4796-3151(大阪) 03-3518-0211(東京) 担当:弓場・尾崎・齊藤
- 企業サイトURL
- https://www.mua.co.jp/
- ニュース・プレスリリース
- https://www.mua.co.jp/news/ultra_c_pressr