バイオトロニックジャパン株式会社は、条件付きMRI対応両室ペーシング機能付き植込み型除細動器「インティカ 7 CRT-D ProMRIシリーズ」を販売開始いたしました。

バイオトロニックジャパン株式会社
2017年8月1日

報道関係各位

条件付きMRI対応両室ペーシング機能付き植込み型除細動器「インティカ7 CRT-D QP ProMRI シリーズ」の発売について

バイオトロニックジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジェフリー・アニス)は、この度条件付きMRI対応両室ペーシング機能付き植込み型除細動器「インティカ7 CRT-D QP ProMRI シリーズ」を販売開始いたしました。

心不全の治療法の一つとして浸透してきた心臓再同期療法は、治療効果のないNon Responderといわれる患者様が存在することが課題となっています。インティカ7 CRT-D QP ProMRI シリーズには、Non Responderに対する治療オプションとして期待されるMultiPole Pacing機能(以下、MPP機能)が搭載されています。インティカ7 CRT-D QP ProMRI シリーズは、従来の心臓再同期療法の臨床的ベネフィットに加え、MPP機能により、Non Responderの患者様に対する臨床的ベネフィットをご提供できます。

MPP機能が搭載されたインティカ7 CRT-D QP ProMRI シリーズの発売にあたり、昭和大学江東豊洲病院 循環器内科診療科長 丹野 郁先生は、次のように述べています。
「従来の心臓再同期療法を施行しても治療効果が少ないNon Responderといわれる患者は、20%~30%程度存在し、現在も大きな課題であった。左心室に大きな瘢痕組織や繊維化組織が存在している患者は、従来の心臓再同期療法の治療効果が低く、結果としてNon Responderになってしまうことが多かった。MPP機能は、左心室の2箇所をペーシングすることで、より短時間に左心室に伝導が広がる。その効果として心臓の収縮力の指標であるdp/dtが向上する臨床データや従来の心臓再同期療法と比較してResponderとなる患者が増加することが報告されている。MPP機能が搭載されたインティカ7 CRT-D QP ProMRI は、現在考えられる最良のCRT-Dと言えるだろう。」

バイオトロニックジャパン株式会社は、今後も患者様本位とした製品の早期導入に努めてまいります。

BIOTRONIK社について
BIOTRONIK社は世界を代表する心臓血管関連の医療機器製造業者の1つで、ドイツのベルリン本社をはじめとして全世界に7,500人以上の従業員を抱え、100を超える国と地域で事業展開し、数百万個の機器の植込み実績を誇っています。1963年にドイツ初の植込み型心臓ペースメーカを開発して以来、BIOTRONIK社は、市場にいくつものイノベーションを発表してきました。その代表的なものとして、2000年に米国で導入された世界初の心臓植込み型デバイスの遠隔モニタリングシステムであるBIOTRONIK Home Monitoring®や、2012年に欧州で認可された世界初の条件付きMRI対応植込み型除細動器および同両室ペーシング機能付き植込み型除細動器などがあります。

バイオトロニックジャパン株式会社について
バイオトロニックジャパン株式会社は、ドイツ・BIOTRONIK社の心疾患治療技術をいち早く日本に導入するため、2003年10月に日本ビオトロニック株式会社として設立された日本法人です。2005年9月にバイオトロニックジャパン株式会社と改名しました。現在、全ての心臓植込み型デバイスで条件付きMRI対応の製品を提供できる会社であり、遠隔モニタリングシステムであるBIOTRONIK Home Monitoring®の日本国内運用患者数は15,000名を越えています。ドイツ企業特有の技術力と製品開発力、医師、コメディカルおよび患者さんのニーズを素早く反映するスピードを活かし、今後も日本における先端技術のイノベーションを目指して活動しています。http://www.biotronik.jp

【お問い合わせ先】
バイオトロニックジャパン株式会社マーケティング部
プロダクトマネージャー
佐々木博人
Tel:03-3473-7476
E-mail:hiroto.sasaki@biotronik.com

企業サイトURL
http://www.biotronik.jp/
ニュース・プレスリリース
http://www.biotronik.jp/

最新ニュース・プレスリリース