バイオトロニックジャパン株式会社は、2016年9月より、MR装置を自動検出する機能「MRI AutoDetect」を搭載した条件付きMRI対応植込み型除細動器「イリヴィア 7 ICD ProMRIシリーズ」 を販売開始いたしました。

バイオトロニックジャパン株式会社
2016年9月1日

2016年9月

報道関係各位
バイオトロニックジャパン株式会社

MRI AutoDetect機能を搭載した条件付きMRI対応植込み型除細動器(ICD)を発売


バイオトロニックジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジェフリー・アニス)は2016年9月より、MR装置を自動検出する機能「MRI AutoDetect」を搭載した条件付きMRI対応植込み型除細動器「イリヴィア7 ICD ProMRIシリーズ」を販売開始いたしました。

我々バイオトロニックジャパンは、条件付きMRI対応植込み型デバイスの早期導入に尽力してきました。2014年1月にはペースメーカ、ICD、CRT-D、CRT-Pすべての製品カテゴリーにおいて、条件付きMRI対応型を導入することに成功しています。その後、様々な撮像条件の緩和や製品ラインアップの拡充など、デバイス植込み患者様が享受するMRI検査に関するベネフィットを最優先に考えてきました。「イリヴィア7ICD ProMRIシリーズ」は、日本の医師から頂いたご要望にお応えする形で開発された「MRI AutoDetect」を搭載しています。従来の条件付きMRI対応デバイスは、MRI検査実施の際、検査を受ける直前に「MRI設定」にプログラム変更し、そして検査終了後、「MRI設定」を解除する必要がありました。そのためMRI検査中だけでなく、MRI設定へのプログラム変更後からMRI検査室の移動や、MRI検査終了時からMRI設定を解除するまでの時間も頻拍の検出および治療がOFFの状態でした。しかし「MRI AutoDetect」をプログラムしていれば、デバイスがMR装置を自動検出して、MR装置から遠ざかれば自動的にMRI設定が解除されます。従って頻拍の検出および治療がOFFになっている時間を最短化することが可能であり、MRI検査時に伴うリスクを低減することができます。

「イリヴィア7ICD ProMRIシリーズ」は、MRI検査に関する利便性の追求だけに留まらず、安全性も追及して開発された新しい条件付きMRI対応植込み型除細動器です。東海大学医学部付属病院の神田茂孝先生は本製品について、次のように述べています。「CIEDs(心臓植込み型電子デバイス)は、条件付きMRI対応であることが今ではゴールドスタンダードとなっており、MRI検査に関する撮像条件は徐々に進化、拡充している。この度BIOTRONIK社が発売する「Ilivia 7 ICDシリーズ」には、「MRI AutoDetect」という機能を搭載しており、MRI検査時にICD機能の頻拍検出および治療をOFFにプログラムしなければならない、と言うリスクを生じる時間を最短化できる。この「MRIAutoDetect」を使用する事により、デバイス植込み患者に対して、3T MRI検査に対応する最新の撮像条件を追求すると同時に、安全性についても配慮する事が出来る。日本の不整脈医の声を反映した機能を搭載されたデバイスがいち早く多くの患者さんに役立てられる事を大いに期待する。」

加えて「イリヴィア7 ICD ProMRIシリーズ」には、近年の潮流である遠隔モニタリング(BIOTRONIK Home Monitoring®)機能が搭載されています。BIOTRONIK Home Monitoring®は、患者様に植込まれたデバイスから、ICDシステムの状態や不整脈をはじめとする生体情報を毎日、全自動ワイヤレスでサーバーに送信するシステムです。医療関係者はこれらの情報をPC等からインターネットを介して遠隔で確認することができ、患者様の不安を軽減できる可能性と、更には無症候性心房細動などの早期発見、および早期治療介入を実現できる可能性があります。また2015年5月からは、従来型の据え置き型データ送信機ではなく、手軽に持ち運びが可能となる「カーディオメッセンジャーCM Smart 3G」に対応しております。今まで以上に毎日の継続したデータ送信の実現に貢献します。

バイオトロニック社について
バイオトロニック社は世界を代表する心臓血管関連の医療機器製造業者の1つで、ドイツのベルリン本社をはじめとして全世界に7,500人以上の従業員を抱え、100を超える国と地域で事業展開し、数百万個の機器の植込み実績を誇っています。1963年にドイツ初の植込み型心臓ペースメーカを開発して以来、バイオトロニック社は、市場にいくつものイノベーションを発表してきました。その代表的なものとして、2000年に米国で導入された世界初の心臓植込み型デバイスの遠隔モニタリングシステムであるBIOTRONIK Home Monitoring®や、2012年に欧州で認可された世界初の条件付きMRI対応植込み型除細動器および同両室ペーシング機能付き植込み型除細動器などがあります。

バイオトロニックジャパン株式会社について
バイオトロニックジャパン株式会社は、ドイツ本社の心疾患治療技術をいち早く日本に導入するため、2003年10月に日本ビオトロニック株式会社として設立された日本法人です。2005年9月にバイオトロニックジャパン株式会社と改名しました。バイオトロニックジャパン株式会社は、"Designed for Japan, Made in Germany"を基本姿勢とし、日本の患者様の生活の質の向上をめざし、ドイツ本社の高い技術力で、日本の医療従事者のニーズを反映した製品をお届けしています。URL:http://www.biotronik.jp

【お問い合わせ先】
(本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先)
バイオトロニックジャパン株式会社
マーケティング部マーケティングコミュニケーション
竹川智恵子
Tel: 03-3473-7476
E-mail: chieko.takekawa@biotronik.com

企業サイトURL
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