クリニックにおけるX線検査の効率化を強力にサポート!クラス最高レベルの処理能力を実現した卓上型デジタルX線画像診断装置「FCR PRIMA T(プリマ ティー)」新発売

富士フイルムメディカル株式会社
2011年8月24日

富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、クリニック向けの小型デジタルX線画像診断装置FCR(*2)の新たなラインアップとして、クラス最高レベルの処理能力を実現した卓上型の「FCR PRIMA T(プリマ ティー)」を、富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて9月1日より発売いたします。

国内のクリニックにおけるX線撮影検査では、暗室・現像液・廃液処理が不要で、画像を効率的に扱うことができるデジタル化が進んでいますが、デジタル機器の操作に対する抵抗感やシステム導入に費用がかかることから、デジタル化に踏み切れずにいるクリニックも多数存在します。このような背景から、クリニック市場では簡単に操作ができ、導入コストを抑えることができるデジタルX線画像診断システムが求められています。

富士フイルムは平成21年10月に、普及モデルの小型デジタルX線画像診断装置「FCR PRIMA(プリマ)」を発売し、簡単に操作できる高品質なCRとして、高い評価をいただいています。
今回発売する「FCR PRIMA T」は、クリニック向けの卓上型CRとして世界最高レベルの62枚/時(大角サイズ:高速モード時)の高速処理を実現しました。コンパクトな卓上型のため、既存のテーブルや備え付けの棚などに設置することができ、クリニックの限られたスペースを有効に活用できます。さらに、「FCR PRIMA T」は、「FCR PRIMA」でも好評いただいている富士フイルム独自の画像処理技術「Image Intelligence™(イメージインテリジェンス)」(*3)により、高画質な画像を提供することができます。1枚のX線画像から、末梢血管強調画像や骨の強調画像などさまざまな診断目的に応じた画像を描出することが可能です。
「FCR PRIMA T」でデジタル化された画像は、富士画像診断ワークステーション「C@RNACORE(カルナコア)(*4)」のモニターに、約30秒(大角サイズ:高速モード時)でスピーディーに表示され、効率的な診断を可能とします。また、画像は、「C@RNACORE」のデータベースに患者ごと、日付ごと、検査ごとに自動的に登録することができます。
「C@RNACORE」には、医師の診療行為の流れに合わせて簡単に操作できるGUI(*5)や診断ニーズに合わせたさまざまな機能が搭載されており、クリニックにおける医師の診断を強力にサポートします。なお、当社が提供する医療施設向けクラウド型サービス「ASSISTA Portal(アシスタポータル)」(*6)を通じて、リモートでの定期点検や故障予兆監視、操作支援などのサービスを受けることができます。また、デジタルX線画像でダイレクトに骨塩量の測定ができる骨塩定量測定サービス(+DIP:プラスディーアイピー)(*7)など、診療に役立つ機能もご利用いただけます。

富士フイルムは、クリニックにおけるX線画像診断分野のデジタル化、ならびに、診療業務のIT化を支援・加速するために、幅広いニーズに対応した最適なソリューションをご提供し、さらなる医療の質の向上や効率化、人々のクォリティ オブ ライフの向上に貢献していきます。

*1 卓上型CRのカテゴリにおいて、2011年7月末現在。(当社調べ)
*2 Fuji Computed Radiographyの略。イメージングプレート(IP)に記録したX線画像情報を読み取り、診断目的に合わせて最適なデジタル画像処理を行うことで、高精度の診断画像を生成する、医療用デジタルX線画像診断装置です。
*3 富士フイルム独自の超・高画質デジタル画像処理技術の総称。長年、「写真」「医療診断画像」「印刷」などの分野で培った膨大な画像データベースをもとに、撮影時の意図や状況を的確に判断して、最適な画像を提供します。
*4 薬事販売名「富士画像診断ワークステーション CC-WS674型」
内視鏡装置や超音波装置、生化学検査装置、心電計などのさまざまな検査情報・画像を、統合・管理するワークステーションとしての機能も搭載し、診療業務のIT化ニーズに対応します。
*5 グラフィカル・ユーザー・インターフェースの略。
*6 本サービスの利用には、クラウドサービスASSISTA Portalの契約が必要です。ASSISTA Portalは、セキュリティを確保した回線で接続された、富士フイルムの医療クラウドサービスです。リモートメンテナンスや病診連携、医療ニュース配信など、医療経営や診療業務の効率化に貢献する各種コンテンツを提供しています。
*7 骨粗鬆症などの検査に用いられる骨塩定量測定において、その場で、瞬時に結果を出すことができるクリニック向けのサービスです。



1. 発売日
平成23年9月1日

2. 製品名
FCR PRIMA T
薬事販売名 : 富士コンピューテッドラジオグラフィ CR-IR 392型
薬事認証番号 : 223ABBZX00094000

3. 標準ユーザー渡し価格
360万円(税別)
※ 本体(FCR PRIMA T)のみ
※ 富士画像診断ワークステーション(C@RNACORE)や付属品などをセット購入いただく場合は580万円(税別)

4. 主な特長

(1) 卓上型CRとして、世界最高レベルの62枚/時(大角、高速モード時)の高速処理を実現しました。
(2) 卓上型の省スペース・コンパクト設計で、クリニックの限られた空間を有効に活用できます。
(3) 画像診断ワークステーション「C@RNACORE」との接続により、当社が提供する医療施設向けクラウド型サービス「ASSISTA Portal(アシスタポータル)」を活用して、リモートでの定期点検や故障予兆監視、操作支援などのサービスを受けることができます。また、骨塩定量測定など、診療に役立つ機能も導入可能です。これらの機能で画像診断を強力にサポートします。
(4) 従来機「FCR PRIMA」同様に、当社独自の画像処理技術「Image Intelligence™(イメージインテリジェンス)」による高画質な画像を提供します。

5. 主な仕様

【お問い合わせ先】
お客さま 富士フイルムメディカル株式会社 営業本部 マーケティング部
TEL 03-6419-8033
報道関係 富士フイルム株式会社 広報部
TEL 03-6271-2000

企業サイトURL
http://fms.fujifilm.co.jp/
ニュース・プレスリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0543.html

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