生活習慣病の早期発見・管理を患者さんに身近な場所で 一台でHbA1cと脂質が迅速に測定できる「コバスb101」発売のお知らせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
2013年4月8日

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:小笠原信)は、POC*生化学分析装置「コバスb101」を2013年5月17日より発売します。
糖尿病、脂質異常症、動脈硬化など「生活習慣病」と呼ばれる疾病群は自覚症状に乏しいにもかかわらず、一度発症すると治療が困難であり、さらに治療せず放置すると失明、腎臓病、心臓病等の合併症を引き起こします。このような生活習慣病の治療・予防には、定期的に血液検査を行い、その結果に応じた生活習慣の改善や投薬治療が有用です。
「コバスb101」は、糖尿病診断項目の一つであり管理の指標でもあるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)と、脂質異常症の検査項目である血中脂質(総コレステロール、HDL-コレステロール、トリグリセライド)を一台で迅速に測定できるPOC分析装置です。HbA1cと脂質の両方が測定できる単一システムの販売は日本初となります。本製品はディスク型のケースに試薬を収納した独自の「試薬ディスク」を採用し、指先などから得た微量の血液を用いる安全で簡単な操作を可能にしました。また、試薬ディスクが装置内で回転、遠心することによって血液を検査室で使用する場合と同様の血漿に分離することで、小型機器でありながら検査室の大型分析装置と相関性の高いデータを提供します。さらに、容易に持ち運びができる軽量コンパクトなデザインを実現し、診療所などにも設置しやすく、医療の現場で患者さんと医療従事者が結果をすぐに共有することができます。
本製品の発売により、生活習慣病の早期発見、治療サポートだけでなく、患者さんのアドヒアランス(患者さんが積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること)の向上にも大いに貢献することが期待できます。
*POCはPoint of Careの略で、主にクリニックやベッドサイドで患者さんの傍で即時検査を行う臨床検査

【製品概要】
(1)特長
・指先などから得た微量の全血でHbA1cと脂質の測定が可能
・独自のディスク型試薬の採用により、大型分析装置との高い相関性を実現
・操作は穿刺、血液点着、測定の簡単3ステップ
・ナビゲーション機能付きのカラータッチディスプレイ採用
・室温での長期保存可能な試薬

(2)仕様


(3)希望販売価格(税抜)
1.コバスb101  498,000円
2.コバスb101用HbA1c測定試薬ディスク (10ディスク入) 4,900円
3.コバスb101用脂質測定試薬ディスク (10ディスク入)  5,500円

(4)製造/販売元
製造販売元:ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
製造元:パナソニックヘルスケア株式会社

パナソニックヘルスケア株式会社について
パナソニックヘルスケア株式会社は、医療機器の開発、製造、販売およびサービスの提供を通じて、世界中のより多くの人々の健やかで心豊かな暮らしに貢献します。
詳細はwww.panasonic.co.jp/phc/をご覧ください。

(5)製品写真
※製品写真は、下記掲載元URL「製品画像ダウンロード」より入手可能です。
http://www.roche-diagnostics.jp/news/photo/index.html

コバスb101

【お問い合わせ先】
広報グループ
電話03-5443-7040
FAX03-5443-7113

企業サイトURL
http://www.roche-diagnostics.jp/
ニュース・プレスリリース
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