臨床検査の未来を見据えた、ロシュの次世代のデジタルPCRシステム「Digital LightCycler® Dx システム」を医療機器として発売
- ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
- 2025年11月4日
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信、以下ロシュ)は、デジタルPCRシステム「Digital LightCyclerreg; Dx システム」を医療機器として11月4日に発売します。デジタルPCR(dPCR)特有の精度の高さに加え、多様な研究ニーズに応える柔軟性と将来の臨床用途を見据えた設計により、臨床応用への道を拓きます。
「Digital LightCyclerreg; Dx システム」は、dPCR技術を利用した核酸定量システムです。ターゲットとなる分子をナノウェルプレートに希釈分配、PCR増幅させ、増幅のあったウェルの数を直接カウントします。目的にあわせて使い分けができる3種類のナノウェルプレートや、DNAおよびRNAの両方の標的に対して最大6種類を同時に測定できる6波長の光学チャネルを搭載しています。さらに、アナライザーはプレート数に応じて稼働を最適化するなど、効率的な運用を可能にします。ルーチン検査を想定したソフトウェアやラボラトリー情報システム(LIS)への接続機能など、将来の臨床応用を視野に入れた設計となっています。
dPCRは、従来のリアルタイムPCR法では難しい、微量なDNAおよびRNAの絶対定量や、きわめて低頻度の遺伝子変異の検出など、高精度の分析が可能です。現在、dPCRを原理とする体外診断用医薬品は限られており、主に研究用途で用いられていますが、その精度や感度の高さから、がん検査や感染症の確認、移植医療での応用など、臨床診断での利用が期待されています。
ロシュは2023年3月1日より同システムを研究用機器として販売してきましたが、このたび医療機器として「Digital LightCyclerreg; Dx システム」の発売を開始します。本システムの提供を通じて、研究室や臨床検査室における最先端の研究を支援するとともに、日本においてもdPCRが臨床診断において不可欠な技術として実用化されるよう、開発と普及に尽力してまいります。
【製品概要】
販売名:Digital LightCyclerreg; Dx システム
主な特徴:
・用途に合わせた3種類のナノウェルプレート(高感度:20,000パーティション、ユニバーサル:28,000パーティション、高解像度:100,000パーティション)
・6波長の光学チャネル(DNA、RNAを標的に、最大6チャネルのマルチプレックス解析が可能)
・5倍濃縮のDNA/RNAマスターミックス(より多くのサンプルを反応液に添加することができ、信頼性の高い結果を提供)
・柔軟なバッチサイズ選択(8サンプル単位で最大96サンプル)
【製品写真】
左:アナライザー(外形寸法:高さ90cm、幅100cm、奥行60cm)
右:パーティショニングエンジン(外形寸法:高さ25cm、幅25cm、奥行30cm)
【お問い合わせ先】
広報(報道関係者向け)
tokyo.pr@roche.com
- 企業サイトURL
- https://www.roche-diagnostics.jp/
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