ストレスフリー・シンプル・サステナブルな大規模検査を実現 コバス pro 生化学・免疫統合型ソリューション用の 新しい分析ユニット発売

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
2024年7月29日

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は8月1日、生化学・免疫統合型ソリューションである「コバス pro」向けの新しい分析ユニット「コバス c703(生化学処理用ユニット)」および「コバス ISE neo(電解質処理用ユニット)」を新たに発売いたします。従来のコバスpro統合型ソリューションの2倍の処理能力を有し、メンテナンスの手間も軽減されることで、大規模な検査をより少ない労力で実施することが可能です。また、従来品との試薬パックの共通化によって、より標準化・集約化されたシンプルかつサステナブルな在庫管理と運用を実現します。

検査技師不足が叫ばれる昨今、検査の効率化や省力化が急務となっています。今回発売する分析ユニット「コバス c703」および「 コバス ISE neo」は高い処理能力と自動化機能を有し、検査技師が日々行っているメンテナンスや検査準備などの作業負荷を軽減し、より少ない人数で精度の高い検査を実現いたします。

生化学分析ユニット 「コバス c703」は、1時間に最大2,000テストという高い処理能力を有しています。これまでのコバス pro 生化学分析ユニット(c503)では、検査数は1時間に最大1,000テストでしたが、c703の登場により、同時に行える検査の数が2倍になります。

また、試薬パックの機器上安定性が高いため、投入後は最大6ヵ月交換する必要がなく、試薬の設置や交換にかかる時間が短縮されます。さらに、メンテナンス頻度は1か月に1度と少なく、分析の準備、後処理などの間接的な業務の自動化機能により、測定前後の時間を有効活用することが可能になります。

電解質分析ユニット「コバス ISE neo」は、従来品と同等もしくは2倍の処理能力を有する2種類のユニットのいずれかを選択でき、1時間に最大1,800テストの測定を行います。その一方で、試薬ボトル1本あたり実施できるテスト数が大幅に増え、試薬の交換頻度や廃棄物の量が抑えられます。消耗品である測定用の希釈液も不要になり、希釈液のボトルを設置する手間や、廃棄物の量も軽減します。

【製品特長】


左からコアユニット、ISE neo、c703

■生化学処理用ユニット「コバス c703」
・1時間あたり最大2,000テストの処理能力
・70個・70種類の試薬カセットを同時に設置可
・検査装置を止めずに、最大5パックの試薬を同時投入可
・最大6か月の機器上安定性をもつ試薬カセット
・オートキャル機能搭載で検量線更新の作業負荷軽減
・既発売のコバス c 503と共通の試薬パックで試薬管理の集約化
・ルーチンの手動作業や手動メンテナンス作業の削減(ユーザーメンテナンス頻度の軽減、自動洗浄など)

■電解質処理用ユニット「コバス ISE neo」
・1時間あたり900テストまたは1,800テストの最大処理能力(いずれかを選択可)
・オートキャル機能搭載で検量線更新の作業負荷軽減
・消耗品である希釈液ボトルを削減
・ルーチンの手動作業や手動メンテナンス作業の削減(ユーザーメンテナンス頻度の軽減、自動洗浄など)

【お問い合わせ先】
広報(報道関係者向け)
tokyo.pr@roche.com

最新ニュース・プレスリリース