リラグルチドで肥満手術後の体重管理を改善

Safety and Efficacy of Liraglutide, 3.0 mg, Once Daily vs Placebo in Patients With Poor Weight Loss Following Metabolic Surgery: The BARI-OPTIMISE Randomized Clinical Trial

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背景

肥満外科手術後も、かなりの患者は体重管理が不良である。
イギリスUniversity College London Centre のBatterhamら（BARI-OPTIMISE）は、肥満外科手術（Roux-en-Y法・スリーブ状胃切除術）後、最低1年経過し、手術日から20%以下の減量しか得ていない患者70名を対象として、GLP-1受容体作動薬リラグルチド の効果・安全性を検証するRCTを行った（対照：プラセボ, 24週）。一次アウトカムはベースラインから24週での体重変化率である。

結論

リラグルチドの一次アウトカムに対する効果を認めた（－8.82 vs. －0.54, 平均差 －8.03）。重大な有害事象の発生はなく、消化器系の有害事象の発生は実薬群が多かった。

評価

リラグルチドの肥満外科手術への補助用法に関する初めてのRCTとみられるが、肥満患者に対しては抗肥満薬が第一選択となる可能性が高く、肥満手術自体がセカンドライン化されるとみられる。