mCRPCファーストラインでtalazoparib+ホルモン療法:TALAPRO-2
Talazoparib plus enzalutamide in men with first-line metastatic castration-resistant prostate cancer (TALAPRO-2): a randomised, placebo-controlled, phase 3 trial
背景
転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)では、PARP阻害薬オラパリブやrucaparibが有効性を示しており、talazoparibも相同組換え修復(HRR)遺伝子に変異を有するmCRPC患者での第2相試験で有望な結果が得られている。
アメリカUniversity of UtahのAgarwalら(TALAPRO-2)は、世界26ヵ国の無症状または軽度症状を有するmCRPC患者を対象に、初回治療としてエンザルタミドに加えて、talazoparibまたはプラセボを割り付け、放射線画像による無増悪生存期間(rPFS)を比較する第3相RCTを実施した(n=805)。
結論
予定された第1回中間解析において、rPFSはtalazoparib群で中央値未達、プラセボ群で21.9ヵ月であった(HR 0.63)。Talazoparib群では、治療下での有害事象として貧血・好中球減少症・疲労が多くみられ、グレード3〜4の貧血も46%で発症したが、減量により改善し、治療中止となったのは8%だけであった。
評価
TalazoparibはBRCA乳がんでの検証が先行したPARP阻害薬で、mCRPCのファーストラインで行われた本試験(コホート1はHHRステータスに関わらず登録)でも、エンザルタミドへの追加により進行リスクを有意に抑制することを示した。日本でも承認されれば、治療選択肢に加わることになる。


