スマートウォッチでAFを感知
Smartwatch Algorithm for Automated Detection of Atrial Fibrillation
背景
Kardia Band(KB)は、FDAに初認可のApple WatchプラットフォームでのEKG記録テクノロジーで、心房細動(AF)自動検出がその主要機能である。Cleveland ClinicのTarakjiらは、電気的除細動を必要とするAF患者100名を対象として、KBのAF診断能を検討した。
結論
KBによるAF診断は、感度93%・特異度84%・K係数0.77であった。KB記録の医師解釈は、感度99%・特異度83%・K係数0.83であった。57の解釈不能KB記録中、電気生理学者によるAF診断は、感度100%・特異度80%・K係数0.74であった。KBにも医師にも解釈可能な記録113件における両者の合致は良好であった(K係数=0.88)。
評価
非常に有望だが、主な課題は解釈不能例の多さ(1/3)とアドヒアランス問題である。スマートフォンベースのCardiio Rhythm Mobile ApplicationのMGHによる検証結果もほぼ同時に発表されており(https://www.ajconline.org/article/S0002-9149(18)30177-2/fulltext)、進歩は早く競争は烈しい。