SVG病変へのPCIでDESとBMSに差はない
Drug-eluting stents versus bare-metal stents in saphenous vein grafts: a double-blind, randomised trial
背景
大伏在静脈バイパスグラフト(SVG)病変へのステント治療でのBMSとDESの比較に関する研究発表が続いている。University of Texas のBrilakisら(DIVA)は、この問題を検証するDBRCTを行った(n=599)。一次エンドポイントは、12ヶ月内のTVFである。
結論
一次エンドポイントで両群間に有意差はなく、重篤有害事象・ステント血栓症にも群間有意差はなかった。
評価
ドイツのISAR-CABG は1年結果でDES優位としていたが、5年結果では差がないと結論を変更した(http://www.onlinejacc.org/content/71/18/1973)。特別な理由がない限りBMSでよい、ということになった。

