SVG病変へのPCIでDESとBMSに差はない
Drug-eluting stents versus bare-metal stents in saphenous vein grafts: a double-blind, randomised trial

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
The Lancet
年月
May 2018
391
開始ページ
1997

背景

大伏在静脈バイパスグラフト(SVG)病変へのステント治療でのBMSとDESの比較に関する研究発表が続いている。University of Texas のBrilakisら(DIVA)は、この問題を検証するDBRCTを行った(n=599)。一次エンドポイントは、12ヶ月内のTVFである。

結論

一次エンドポイントで両群間に有意差はなく、重篤有害事象・ステント血栓症にも群間有意差はなかった。

評価

ドイツのISAR-CABG は1年結果でDES優位としていたが、5年結果では差がないと結論を変更した(http://www.onlinejacc.org/content/71/18/1973)。特別な理由がない限りBMSでよい、ということになった。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)