PADにウェアラブル使用テレメディスンは無効
Effect of a Home-Based Exercise Intervention of Wearable Technology and Telephone Coaching on Walking Performance in Peripheral Artery Disease: The HONOR Randomized Clinical Trial
背景
PAD(末梢動脈疾患)患者の家庭での運動促進のためにウェアラブルモニターを用いた遠隔医療は有効か。Northwestern UniversityのMcDermottら(HONOR)は、200名の患者を対象としてこれを検証するRCTを行った。介入群患者はウェアラブルモニターを着け、電話指導を受けた(対照群は電話相談のみ)。一次アウトカムは9ヶ月時点での6MWD変化である。
結論
介入に一次アウトカム効果を認めず、WIQスコア等2次アウトカムにも効果はなかった。
評価
最初の1ヶ月週一回診察を受けた後、遠隔医療に完全に移行するという方法である。患者がウェアラブルを使うことをよく忘れていた模様であり、流行医療の盲信への警告となった。