βブロッカー(エスモロール)で糖尿病性足潰瘍を治療
Topical Esmolol Hydrochloride as a Novel Treatment Modality for Diabetic Foot Ulcers: A Phase 3 Randomized Clinical Trial

カテゴリー
生活習慣病
ジャーナル名
JAMA Network Open
年月
May 2023
6
開始ページ
e2311509

背景

糖尿病性足潰瘍(DFU)にβブロッカーが有効である、という仮説がある。
インドNehru Hospital ExtensionのRastogiらは、同患者176名を対象としてエスモロール塩酸塩ゲル局所使用の有効性・安全性を検証する第3相試験を行った(対照:標準ケア, 12週)。一次アウトカムは、12週で創傷治癒があった患者割合である。

結論

エスモロール局所塗布介入の一次アウトカム効果を認めた(OR 2.13)、24週でも同様で、創部治癒期間中央値は85日だった。治療関連有害事象はなかった。

評価

インドで2017にチモロールに関して形成された仮説である(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29037357/)。アメリカでの臨床試験より先に初めてポジティブ結果を出した。コスト効果の高い手法となる可能性があり、注目される。また、作用機序も興味深い。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)

Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)