AIによるUCGのLVEF評価 はルーチンになる
Blinded, randomized trial of sonographer versus AI cardiac function assessment
背景
多くのAIが心エコー検査(UCG)解析用に開発されているが、大規模DBRCTは行われていない。
アメリカSmidt Heart InstituteのOuyangらは、AIとヒト超音波検査者(RMS)による左室駆出率(LVEF)評価の精度を比較するDBRCTを行った。一次アウトカムは、AIまたはRMSによる一次評価と心臓専門医による最終評価との間のLVEFの変化である(5%以上の差があった割合)。3,769UCG画像をスクリーニングし、画質上の理由で274を除外した。
結論
一次アウトカムでAIの優越を認めた(差 -10.4%、優越性 P<0.001)。また専門医は、AIによる評価とRMSによる評価を区別することができなかった。
評価
Smidt Heart InstituteとCedars-Sinaiの医療AIチームが主導した、AIによるUCG評価に関する最初で最大のDBRCTである。UCGのAI診断は、ECG自動診断と同様にルーチンとなるとみられる。