BVSのABSORB、3年結果も類似的
3-Year Clinical Outcomes With Everolimus-Eluting Bioresorbable Coronary Scaffolds: The ABSORB III Trial
背景
第一世代生体吸収性スキャフォールド(BVS)に関するABSORB試験は、2年結果でスキャフォールド血栓症(ST)激増を示して一旦頓挫している。同試験のKereiakes(Lindner Research Center)らは、同3年結果を発表している。
結論
3年間で、TLFはBVS群で13.4%、EES群で10.4%発生、1〜3年の間では各7.0%、6.0%であり、両群に有意差はなかった。他方、TVMIはBVS群で有意に増加し(8.6% vs 5.9%)、STも同様であった(2.3% vs 0.7%)。BVS群においては、微小血管(直径2.25mm未満)治療がTLF・STの独立予測因子であった。
評価
「メリットは吸収が進むほど大きくなる」という観測があったが、2年結果と同様に3年後でも大きなメリットは出なかった。ただし、どういう場合に成功しないかという点は明らかになってきたようである。現在のステントが最終的理想型でないことは明らかであり、次世代テクノロジーが探求されている。BVSというアイデア自体が死んだわけではない。