アフリカ系アメリカ人の体重・脂質改善にはヴィーガン食がいいのか
Effect of a Plant-Based vs Omnivorous Soul Food Diet on Weight and Lipid Levels Among African American Adults: A Randomized Clinical Trial
背景
アフリカ系アメリカ人は心血管疾患(CVD)リスクが高いが、植物性素材(プラント)ベースヴィーガン食は動物性食材を減らした低脂肪混合食(omnivorous soul food diet)より有益ではないか。
アメリカUniversity of South CarolinaのTurner-McGrievy(NEW Soul)らは、18〜65歳の過体重肥満アフリカ系アメリカ人159名を対象として、これを検証するRCTを行った。一次アウトカムは、12ヵ月での体重・脂質値の変化である。
結論
一次アウトカムに群間差はなかった。
評価
アフリカ系アメリカ人がビーガン食に代えると、CVDリスクが低下するとの先行報告(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24636393/)があるが、低脂肪・低肉製品混合食との差は大きくなかった。ただし、この研究では、パンデミックが減量・運動介入の結果に影響を与えたとしており、興味深い(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34693004/)。