アメリカ(2015〜2019年)の60歳以下の死因の1/8は過剰飲酒:CDC
Estimated Deaths Attributable to Excessive Alcohol Use Among US Adults Aged 20 to 64 Years, 2015 to 2019
背景
2015〜2019年の米国20〜64歳成人における過剰飲酒を原因とする死亡率とそのトレンドは。
アメリカCenters for Disease Control and PreventionのEsserらは、同期間に Behavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)調査に回答のあった2,089,287名を対象として、これを検討する人口ベース横断研究を行った。
結論
2015〜2019年の20〜64歳全死亡中、過剰飲酒が原因だったのは12.9%であり、男性が女性より多かった (15.0% vs. 9.4%)。最低のミシシッピー州9.3%に対し、最高はニューメキシコ州 21.7%だった。また、20〜49歳では、飲酒を原因とする死亡は総死亡の20.3%に及んだ。
評価
この後のCOVID19パンデミック下でアルコール関連死亡がさらに増えた、という報告がある(https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2790491)。20〜49歳は5人に1人と非常に多いが、著者らは研究デザインとして過少評価である可能性があると述べている。