AFはFitbitとECGパッチで遠隔診断できる:The Fitbit Heart Study
Detection of Atrial Fibrillation in a Large Population Using Wearable Devices: The Fitbit Heart Study
背景
Fitbit は、光電式容積脈波(PPG)センサーを搭載するウオッチデバイスである。
アメリカMassachusetts General HospitalのLubitzらは、心房細動(AF)のない米国の22歳以上の成人455,699名を対象に、AFを検出する Fitbit ソフトウェア アルゴリズムの効果を検証する前向試験を行った。リモートで不規則心拍(IHR)を検出した参加者をオンライン診療に案内し、1週間の外来ECGパッチモニターを郵送する精検を行った。一次アウトカムは、ECGパッチモニター中の最初のIHRのAF予測能である。
結論
IHRは1%の参加者に発生した(122日間に65歳以上の4%で発生)。Fitbit検知後、精検でのAF確認率は32.2%、AFのPPVは98.2%であった(65歳以上では97.0%)。
評価
偽陽性率は 1.5%であった、という。ウェアラブルデバイスのIDR検出有益性は、すでにApple Heart Study Investigatorsが示しているが(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31722151/)、 ECGパッチでフォローする、という遠隔検診戦略の威力が示された。


