新規立証責任(burden of proof)解析では、 非加工赤身肉摂取の健康リスクは「2つ星以下」
Health effects associated with consumption of unprocessed red meat: a Burden of Proof study
背景
現行手法のメタ解析による非加工赤身肉摂取の死亡リスク評価は堅固でない。
アメリカUniversity of WashingtonのMurrayらは、立証責任リスク関数(BPRF)を用いて、非加工赤身肉摂取と6つの健康アウトカムの関連を検討する立証責任研究(Burden of Proof studies)を行った。エビデンスの強弱をBPRFで評価し、星1〜5(5が高エビデンス)でレーティングした。
結論
非加工赤身肉と結腸直腸癌・乳癌・2型糖尿病・虚血性心疾患との関連エビデンスは弱く(2つ星) 、虚血性・出血性脳卒中との関連に関しては、有効なエビデンスはなかった(1つ星)。
評価
同グループはNature MedicineにBurden of Proof 理論の説明論文を掲載しており(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36216935/)、喫煙・高血圧・野菜摂取のリスク再評価も併載している。食物の健康リスクという基本問題ばかりでなく、医療統計学の根幹にも関連する問題であり、広汎な議論が期待される。


