間歇スキャン式CGMのT1D管理有益性を示す:FLASH-UK
Intermittently Scanned Continuous Glucose Monitoring for Type 1 Diabetes
背景
1型糖尿病(T1D)管理に間歇スキャン式持続血糖モニタリング(isCGM)は有益か。
イギリスManchester Academic Health Science CentreのLeelarathnaら(FLASH-UK )は、HbAc値7.5%~11.0%の同患者156名を対象として、これを検証するRCTを行った(対照:患者自身によるフィンガースティック血糖検査)。一次アウトカムは、24週でのHbA1c値である。
結論
isCGMの一次アウトカム有効性を認めた(調整平均群間差 -0.5%)。TIRも介入群が9.0%長く、また低血糖時間は3.0%短かった。対照群で2名が重度低血糖を起こし、isCGM群の1名でセンサーへの肌反応があった。
評価
総インスリン量は0.5単位しか変わらなかったという(isCGMが多い)。フリースタイルリブレはすでに汎用されているが、AppleWatchでも測定できるようになるという(https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-06-14/apple-plans-faster-watch-future-temperature-and-glucose-sensors)。