UK BiobankとCMRビッグデータの機械学習で、大動脈疾患の遺伝子基盤を同定
Spatially Distinct Genetic Determinants of Aortic Dimensions Influence Risks of Aneurysm and Stenosis

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
August 2022
80
開始ページ
486

背景

大動脈構造異常の遺伝子基盤を機械学習で解析した研究が現れた。
Massachusetts General HospitalのEllinorらによるもので、UK Biobank参加43,317名の230万の心MRIデータと遺伝子との関連を検討した。

結論

79の遺伝子座が、左室流出路・大動脈基部・上行大動脈の諸セグメント中、少なくとも1つの径と有意に関連していた。このうち35座は新規で、そのほとんどが複数径と関連していた。SA接合部から約13mmの大動脈径の多遺伝子スコアは、胸部大動脈瘤を最も強く予測した(HR:1.42 per SD)。大動脈起始部の狭小を予測する多遺伝子スコアは、大動脈弁狭窄症を予測した(HR:1.08 per SD)。

評価

UK BiobankビッグデータとCMR画像解析を統合して、大動脈径の遺伝子基盤を新規同定した。大動脈疾患理解の次元を変える結果である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)