UK BiobankとCMRビッグデータの機械学習で、大動脈疾患の遺伝子基盤を同定
Spatially Distinct Genetic Determinants of Aortic Dimensions Influence Risks of Aneurysm and Stenosis
背景
大動脈構造異常の遺伝子基盤を機械学習で解析した研究が現れた。
Massachusetts General HospitalのEllinorらによるもので、UK Biobank参加43,317名の230万の心MRIデータと遺伝子との関連を検討した。
結論
79の遺伝子座が、左室流出路・大動脈基部・上行大動脈の諸セグメント中、少なくとも1つの径と有意に関連していた。このうち35座は新規で、そのほとんどが複数径と関連していた。SA接合部から約13mmの大動脈径の多遺伝子スコアは、胸部大動脈瘤を最も強く予測した(HR:1.42 per SD)。大動脈起始部の狭小を予測する多遺伝子スコアは、大動脈弁狭窄症を予測した(HR:1.08 per SD)。
評価
UK BiobankビッグデータとCMR画像解析を統合して、大動脈径の遺伝子基盤を新規同定した。大動脈疾患理解の次元を変える結果である。