メタボリックサージェリー後、生活習慣は変化するか?
Assessment of Physical Activity and Healthy Eating Behaviors Among US Adults Receiving Bariatric Surgery
背景
肥満患者への減量手術は患者の生活習慣を変えるか。
University of FloridaのHongらは、米National Health and Nutrition Examination Survey 2015〜2018データ(n=4,569)に基づき、肥満外科手術後患者の身体活動量や摂食行動などの生活習慣変化を手術を受けない肥満患者・標準体重者と比較する横断研究を行った。評価項目は、自己報告による身体活動量[中高強度活動 (MVPA)・座位行動]、食生活[摂取カロリー・食事スコア(HEI-2015)]等である。
結論
肥満手術患者は、非肥満患者よりMVPA量が多かった(147.9分/週 vs. 97.4分/週)。しかし、肥満手術患者・非手術肥満患者と比べ、標準体重者はおよそ2倍がPAガイドライン順守を報告し、HEIスコアも標準体重者のスコアが最も高かった。摂取カロリー量は肥満手術患者が最も低かった (1746kcal vs. 2040kcal vs. 1943kcal)。
評価
20名を対象としたパイロット研究(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21153567/)と対照的に、大規模・長期フォローアップデータによる今回の調査は、肥満手術後患者の生活習慣の改善を示唆した。他方、運動に関しては、肥満患者は標準体重者より参加へのメンタルバリアーが高い、という通説を支持する結果も示した。


