カロリー制限の長寿化効果は摂食タイミングに依存する:マウスRCT
Circadian alignment of early onset caloric restriction promotes longevity in male C57BL/6J mice
背景
動物レベルで絶食・カロリー制限(CR)の長寿効果が広く認められているが、概日リズムとの関連は。
University of Texas のTakahashiらは、4年間に渡り100匹以上の雄C57BL/6J マウスを自動給餌器付きゲージで管理し、給餌タイミング・量とマウス寿命の関連を比較するRCTを行った。マウスをタイミング・量とも制限を行わないコントロール群と30〜40%のCR群に割り付け、さらにCRグループ内で給餌タイミングの諸種制限部分群を作成した。
結論
CRの長寿化効果の給餌タイミング依存性を認めた。コントロールと比較し、30%CRのみマウスは10%、活動量の多い夜間給餌CRマウスは35%寿命が延長した。
評価
先月のNEJM所載ヒト試験(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35443107/)とも共鳴する高インパクト研究で、CRの長寿化効果が摂食タイミングに依存することを示した。本研究でもマウスに減量はなく、抗炎症効果等が長寿化に介在しているものとみられる。長寿化を確認するヒト研究は難しいが、RCTの実現が期待される。


