CVD二次予防効果で地中海食は低脂肪食に優る：CORDIOPREV

Long-term secondary prevention of cardiovascular disease with a Mediterranean diet and a low-fat diet (CORDIOPREV): a randomised controlled trial

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背景

ランドマークPREDIMED試験以後　地中海食（MedD）の健康増進評価は固まっている。
スペインHospital Universitario Reina SofiaのLopez-Mirandaら（CORDIOPREV）は、冠動脈疾患患者1,002名を対象として、その心血管疾患二次予防効果を低脂肪食（ＬＦD)と比較するRCTを行った。患者をMedD群とLFD群に割付け7年間追跡した。一次アウトカムはMACE（心筋梗塞・血行再建術施行・虚血性脳卒中・末梢動脈疾患・心血管因死亡）発生である。

結論

MedDのLFDに対する一次エンドポイント優位を認めた（HR：モデルにより0,719〜 0.753)；粗MACE発生率:28.1 vs 37.7/1000人年）。この効果は男性においてのみ統計的有意であった。

評価

PREDIMEDスペイングループの主要施設からの最新報告である。「男性のみ有意」となったが、著者らは、さらに大規模化すれば、女性への効果も検出できるかもしれない、としている。