高濃度乳房女性でのMRI検診で早期乳がんの検出増:DENSE試験
Supplemental MRI Screening for Women with Extremely Dense Breast Tissue
背景
高濃度乳房女性では乳がんリスクが増加するだけでなく、マンモグラフィによるがん検出も不確実なものとなる。オランダUtrecht UniversityのBakkerらは、50-75歳の高濃度乳房かつマンモグラフィ正常であった女性を、補助的MRIまたはマンモグラフィ単独に割り付ける多施設ランダム化比較試験DENSEを実施した(n=40,373)。
結論
MRI招待群の59%がMRIを受け、検診1000件あたりのがん検出率は16.5件であった。中間期がん発生率はMRI招待群で2.5件、マンモグラフィ単独群で5.0件であった。MRI招待群の中間期がん20例のうち16例は、MRI検診を受けなかった女性でのものであった。補助的MRIの偽陽性率は1000件当たり79.8件であり、MRI実施女性での有害事象・重篤有害事象は0.1%であった。
評価
高濃度乳房女性での補助的なMRI検診により乳がん検出率が向上することを、RCTでは初めて実証した。ただしMRIによるがん検出がいわゆる過剰診断でないかどうかは、より長期的な研究によって答えられる必要がある。