がん患者が診断後1年間で経験する症状:10万人超の患者報告アウトカムから
Symptom Burden in the First Year After Cancer Diagnosis: An Analysis of Patient-Reported Outcomes
背景
がん患者は多くの症状を経験し、その多くは診断早期から発現する。カナダUniversity of TorontoのBubisらは、1年以上生存した新規診断がん患者から前向収集されたEdmonton Symptom Assessment Systemスコアにもとづき、中等度・重度の症状と関連する因子を調査する観察研究を実施した(n=120,745)。
結論
診断後12ヶ月間で、計729,861回の症状評価が行われた。多くの症状スコアは最初の1ヶ月で最大化したが、悪心は6ヶ月目まで上昇した。がん発生部位・若年・併存症・女性・定収入・都市部居住は、症状負荷の上昇と関連する因子であった。
評価
この問題に関する過去最大級の研究である。がんに伴う症状は、発生部位を問わず多くの患者が経験し、その負荷は診断早期に最大化した。ここで特定された高リスク集団では特に、早期からの支持療法の統合が必要とされている。