アメリカ成人の現在のDM有病率は14%
Trends in Prevalence of Diabetes and Control of Risk Factors in Diabetes Among US Adults, 1999-2018
背景
21世紀初における米成人の糖尿病(DM)トレンドは。中国Shanghai Jiao Tong University のWangらは、1999〜2000・2017〜2018年のNHANESデータに基づき、妊婦を除外した18歳以上成人 28,143名のDM有病率と3つのリスク要因管理目標(HbA1c値・血圧・LDL-C)達成率・社会人口学的変数との関連を検討した。
結論
有病率は1999〜2000年の9.8%から2017〜2018年の14.3%と有意に増加した。2015〜2018年では、全体の21.2%が全リスク要因管理目標を達成した(目標HbA1c値66.8%・血圧130/80 mm Hg以下48.2%・LDL-C100 mg/dL以下59.7%)。18-44歳・黒人・メキシコ系米人の目標達成率が有意に低かった。
評価
2011〜2012年の有病率は12.4%で(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26348752/)、一貫して増加している。同じNHANESデータ解析では、2013/14にはアメリカ国民の60%が腹部肥満であった、という(https://dom-pubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/dom.13143)。