新規exendine-4由来GLP-1受容体作動薬efpeglenatide、心血管・腎有益性を示す:AMPLITUDE-O
Cardiovascular and Renal Outcomes with Efpeglenatide in Type 2 Diabetes
背景
Efpeglenatideは、新規exendine-4由来GLP-1受容体作動薬である。カナダMcMaster UniversityのGersteinら(AMPLITUDE-O)は、心血管疾患(CVD)/腎臓病を有する2型糖尿病(T2D)患者へのその効果・安全性を検証するRCTを行った(n=4076;対照:プラセボ)。一次アウトカムは、MACE(非致死性心筋梗塞・非致死性脳卒中・CVD因死亡・原因不明死亡)である。
結論
Efpeglenatideの一次アウトカム効果を認めた(HR:0.73)。腎複合イベントでも有効であった(HR:0..68)。実薬群で下痢・便秘・嘔気・嘔吐・腹部膨満感が頻繁だった。
評価
ユニークな週一回皮下注薬で、他のGLP-1RAと比肩しうる効果を示した。この試験ではベースラインでのSGLT2阻害薬・メトフォルミンの使用に対し階層化した分析も行っており、同薬の効果がこれらと独立である、ともしている。