FMTと低発酵繊維サプリで重度肥満者のインスリン感受性が改善:第2相試験
Fecal microbial transplantation and fiber supplementation in patients with severe obesity and metabolic syndrome: a randomized double-blind, placebo-controlled phase 2 trial
背景
糞便移植(FMT)は、Clostridium difficile腸炎をはじめ、様々な疾患に有益性が示唆されている。カナダUniversity of AlbertaのMadsenらは、メタボリックシンドロームを併発する重度肥満患者70名を対象として、その有効性を検証する第2相プラセボコントロールDBRCTを行った。患者を、経口FMT+高発酵性繊維サプリメント(FMT-HF)群、経口FMT+低発酵性繊維サプリメント(FMT-LF)群、HFのみ群、LFのみ群に割り付けた。一次アウトカムは、HOMA2-IR/ISを用いたベースライン以後6週でのインスリン感受性変化である。
結論
FMT-LF群のみで有意な一次アウトカム効果を認めた(3.16 vs. ベースライン 3.77)。
評価
繊維なしのFMTはインスリン感受性に無効、という研究がMGHから2020に出されており(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32150549/)、この研究は細菌への「餌」が重要、とした結果である。減量効果も検証した後相試験が待たれる。


