米マイノリティにもウェアラブル継続血糖モニタリング?
Dysglycemia in adults at risk for or living with non-insulin treated type 2 diabetes: Insights from continuous glucose monitoring
背景
白人1型糖尿病患者におけるウェアラブルによる持続血糖モニタリング(CGM)の有用性が認められているが、2型糖尿病発症(T2D)高リスクのヒスパニック・ラテン系成人では。Sansum Diabetes Research InstituteのKerrらは、同患者100名を対象とする観察試験を行った。患者をT2D高リスク・ 糖尿病予備群・インスリン未治療T2Dの3グループに分類し、2週間CGMを装着の上血糖値変動を評価した。
結論
CGM測定結果はT2DM患者と高リスク・予備群間で有意に異なり、予備群は高リスク者より日中高血糖値(140〜180 mg/dL)時間が長く、T2D患者は日中・夜間おも高血糖だった。
評価
ウェアラブルCGMモニターをマイノリティに拡大してゆくことの有益性を検討するため基礎データをとった研究の報告である。測定によってその後の良好な血糖コントロールが得れる可能性が高いことは示唆されたが、実装には多くのハードルがある。

