加工肉のCOPDリスクを確認
Processed Meat Intake and Risk of Chronic Obstructive Pulmonary Disease among Middle-aged Women
背景
加工肉摂取がCOPDリスクを高めるという複数の報告がある。フランスVIMAのVarrasoらは、Nurses' Health Study IIの2,296,894人年(1991〜2017年、n=87,032)のデータを詳細解析した。
結論
喫煙・生活習慣の調整後に加工肉摂取とCOPDに中等度の関連がみられた(≧1 servings/weekとnever/almost neverのHR:1.29)。喫煙・不健康生活習慣によりこのリスクは上がり、3リスクファクター全てを持つ人の持たない人に対するHRは6.32であった。
評価
著者らのグループが長く提唱してきた仮説で、大規模データで喫煙・生活習慣を調整しても関連がある、と確認したものである。ナッツやω3脂肪酸でCOPDリスクが低下する、という報告もあり(https://www.bmj.com/content/350/bmj.h286)、患者へのアドバイスは定まったといえる。