肥満外科術式:OAGBはRYGBに非劣性
Efficacy and safety of one anastomosis gastric bypass versus Roux-en-Y gastric bypass for obesity (YOMEGA): a multicentre, randomised, open-label, non-inferiority trial
背景
肥満患者への外科手術としてone anastomosis gastric bypass(OAGB)とRoux-en-Y gastric bypass(RYGB)はどちらがよいか。フランスUniversite Claude Bernard Lyon 1のRobertら(YOMEGA)は、BMI 40 kg/m2以上、もしくはBMI 35 kg/m2で最低1つの合併症を有する肥満患者253名を対象として、これを検証する非劣性RCTを行なった。一次エンドポイントは2年でのBMI低下である。
結論
2年で両技法の一次エンドポイント間に有意差はなく、OAGBはRYGBに非劣性であった(平均差−3.3%)。有害事象はOAGB群での報告が多かった(42 vs. 24)。
評価
OAGBに関するデータはまだ少ないが、先行レビュー(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/29573175)もRYGBと同様の有効性を認めている。