アフリカは「生活習慣病の大陸」に?
Prevalence of dyslipidaemia among adults in Africa: a systematic review and meta-analysis
背景
肥満や脂質異常症はアフリカでもパンデミック化しているとみられる。南アフリカSouth African Medical Research CouncilのKengneらは、アフリカ成人の脂質異常症の有病率を推定するため181論文(n=309,207)の系統レビュー・メタアナリシスを行った。
結論
アフリカ成人の脂質異常症有病率は、総コレステロール上昇が23.6%、HDL-C低下が41.1%、LDL-C上昇が25.7%、中性脂肪上昇が16.5%と推定された。
評価
DM・高血圧に関してはWHOのデータがあるが(http://www.who.int/nmh/publications/ncd-status-report-2014/en/)、アフリカの脂質異常症に関する総括的推定は初めてである。アメリカよりはましだが(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22836069)、アジアのレベルを超えている可能性もある(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1873959818300656)。


