T1Dに超低カーボダイエットは強力なオプション?
Management of Type 1 Diabetes With a Very Low-Carbohydrate Diet

カテゴリー
生活習慣病
ジャーナル名
Pediatrics
年月
May 2018
141
開始ページ
e20173349

背景

糖尿病管理における低カーボダイエットの効果は広く認められてきている。Boston Children's HospitalのLennerzらは、超低カーボダイエット(VLCD)を行っている主に小児(平均年齢16歳)T1D患者316名を対象として、血糖コントロールを評価した。一次アウトカムはHbA1cである。

結論

患者の1日平均炭水化物摂取量は36g、平均HbA1cは5.67%であった。DM関連入院者は2%で、ケトアシドーシス・低血糖が同数であった。

評価

NYのBernsteinが提唱する処方で、炭水化物をすべて野菜線維かナッツで採るものである。提唱者本人も参加した調査で、各所で行われている実践をSNAを介して統合して実行可能性を証明し効果を示唆した。本格的RCTが期待される。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)

Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)